こんにちは、ニンジャです!
今回は、UXを学べるオススメ本として、初心者が読むべき入門書5冊をまとめて紹介しようと思います!
UXとは、”User Experience”の略称で、ユーザー体験と訳されたりする言葉です。
ユーザーの目線に立って、ユーザー体験を設計しよう!という考え方や、その手法を指します。
今は、webサービスを始めとしたテクノロジー系の業界で聞くことが多いですが、「ユーザー目線に立った体験を設計する」という考えは、どのビジネスでも必要なことなので、ビジネス界の必須スキルとして並べられる日もそう遠く無いと思います!
そんな日に備えて、「UXって聞いたこともないよ、、」という方にもオススメな本を集めました!
僕はweb業界にいる上に、UXに興味があり、かなりの本に目を通したので、その中でオススメの本をピックアップしています!
UXの本質的な部分を学べるように、テクニック寄りの本ではなく、本質的な基本が学べる本をセレクトしています!
UXを学べるオススメの本5選
1.『「ついやってしまう」体験のつくりかた――人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ』
まず、1冊目にオススメなのが『「ついやってしまう」体験のつくりかた――人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ』という本です。
この本は、タイトルにUXと入っていないのですが、紛れもなくUXの良い入門書となっています。
この著者は、玉樹真一郎さんという任天堂でゲームの企画開発をやっていた方。
その経験とノウハウから、人が飽きずについやってしまうモノの作り方を分かりやすく解説してくれます。
専門用語や小難しい話は一切なく、マリオやゼルダなど、誰もが知るゲームの裏話をベースにUXの原理原則について教えてくれるのもありがたい!
UXとは、お客さんがついやってみたくなったり、やっていて楽しいと感じるような体験を設計することでもあります。
これは、まさにゲームを作るのに必要な要素であり、任天堂のゲーム開発者のノウハウは、日本のUXでトップレベル。
決して難しい本ではなく、「マリオにそんな仕掛けが隠されてたんだぁ〜」と、普通に読み物としても楽しい本なので、ぜひ1冊目の入門書として読んでいただければと思います!
2.『ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム』
続いて、オススメするのは『ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム』という本です。
この本は、『イノベーションのジレンマ』という、ベストセラーを書いたことで有名な、ハーバード・ビジネス・スクール教授のクレイトン・M・クリステンセンが書いた本。
この本も、『イノベーションのジレンマ』と同様にベストセラーとなり、Amazonでも1000件を超えるレビューが付けられています。
この本は、「なぜ人は《商品》を買うのか?」という、基礎中の基礎である疑問に立ち向かいます。
これは、モノやサービスを提供しているすべての組織が、知りたくてたまらない命題です。
その答えを解き明かす理論として、「ジョブ理論」というものが提唱されており、「ジョブ理論とは何か?」という基礎から、具体的にどう活用するのか?という実践までが説明されています。
さきほど紹介した、『「ついやってしまう」体験のつくりかた――人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ』よりは少し難解ですが、読み進められないほど難しくはないと思います!
なんといってもUX界隈でもよく名前を挙げられる名著であり、「なぜお客さんが自社商品を買ったのか?」というユーザー体験の根本に迫る理論なので、UXを勉強したい人は、手元に置いておくべき一冊です!
3.『UXデザインの教科書』
UXの基礎が学べる入門書として、3つ目に紹介するのは『UXデザインの教科書』という本。
正直、これはさきほど紹介した2つの本よりかは、優先度が下がりますが、持っておいて損はない本です。
『UXデザインの教科書』は、UXを学術的に解説した論文っぽい内容です。
決して内容が難しいというわけではないのですが、学術的な側面からUXについて網羅的に解説した教科書、という位置付け。
UXの基礎を学ぶには、うってつけの本なので、ぜひ手元に置いていただき、必要に応じて部分的に読むという使い方が良いのではないかな〜と思います!
実際、ぼくも最初から通して読むのではなく、気になるところや必要な箇所をその都度読む、みたいな使い方をしています!
4.『ノンデザイナーでもわかる UX+理論で作るWebデザイン』
4つ目に紹介するのは、『ノンデザイナーでもわかる UX+理論で作るWebデザイン』です。
この本は、適切なユーザー体験(UX)を実現するデザインを作るため、どのように物事を考えて、どのような手順で進めればいいかを解説した本。
主にweb寄りの本になっているので、web系以外の人には直接関係はありません。
ただ、UXはweb業界から広まった言葉ということもあるので、UXの基礎を学ぶうえで役に立つことも多いかなと思い、セレクトしました!
今後、どの業界のどんな職種でも、webに関わる可能性は高いと思いますので、ぜひこの機会に学んでいただければ良いと思います。
5.『UXライティングの教科書 ユーザーの心をひきつけるマイクロコピーの書き方』
5つ目に紹介するのは、『UXライティングの教科書 ユーザーの心をひきつけるマイクロコピーの書き方』。
どちらかといえば、具体的なテクニック寄りの本なのですが、それ以上に本質的なことが書かれていると感じたのでセレクトしました。
この本は、UXの中でもライティング(文章)に特化した本。
ユーザー体験をより良くするために、どのような文章を心がけるべきか、について書かれています。
たしかに、この本はUXライティングの本なので、文章の書き方を具体的に教えてくれる本です。
ただ、この本に書いてある、文章を考えるプロセスで考えるべきこと・決めるべきことは、ライティング以外のUX全般に応用できることだと感じています!
お仕事でよく文章を書くことがある、という方はもちろんオススメですが、あまり文章に関係ないよ、という方にも十分オススメできる本です!
さいごに
UXを学べるオススメ本として、初心者が読むべき入門書5冊をまとめて紹介しました!
“UX”は今こそあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、近いうちにもっと一般的な言葉になると考えています。
「最高のユーザー体験を考える」ことは、何を扱うどんな企業にも必要なことだからです。
なので、せっかく興味を持ったあなたは、まだ世の中に浸透する前にぜひ本を読んで勉強していただければと思います!
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