こんにちは、ニンジャです!
今回は、武家政権の誕生と終焉、そして近代化というテーマで、山口県下関に旅行に行って見たもの、学んだこと、考えたことなどをまとめようと思います!
山口県下関市は、日本史を学んだり、日本の歴史に思いを馳せたりするのにうってつけの場所。
主に歴史の話になるので、特に歴史に興味がある方はぜひ読んでみてください!
山口県下関市から日本の歴史を学ぶ
1.武家政権のはじまり~壇ノ浦の戦い~
いきなりですが、武家政権のはじまりはいつか、ご存知でしょうか?
それは鎌倉時代で、源頼朝が関東に幕府を開いた1192年(もしくは、守護を置いた1185年)が武家政権の誕生と言われています。
では、源頼朝はすんなり幕府を開けたかというとそんなことはなくて、その前に権力を握っていたのは平家の武士たちでした。
源頼朝は、打倒・平家を掲げて立ち上がり、平家を滅亡させて、鎌倉幕府を開くことになります。
つまり、平家を滅ぼしたこと=武家政権のはじまりのはじまりだったということです。
そして、平家を討ち滅ぼした舞台こそ、山口県の下関市にある壇ノ浦という場所。いわゆる「壇ノ浦の戦い」と呼ばれる戦です。

これが今回見てきた、壇ノ浦の写真です!

これは、壇ノ浦の戦いの場所にあった源頼朝と平知盛の像です。
源氏の大将が源義経、平氏の大将が平知盛でした。
このように、山口県下関市は壇ノ浦の戦いが行われた場所であり、その壇ノ浦の戦いこそが平家を滅ぼし、源氏が武家政権を確立する契機となった場所なのです!
この場所から、江戸時代の終わりまで約700年ほど続く武家政権が始まったと言っても過言ではないと思います!
2.武家政権の終焉~下関戦争~
さきほど源義経と平知盛が向かい合っている像の写真をお見せしましたが、そこから少し先に歩くと、以下の写真のような光景が広がります。

この大砲たちはなにかと言うと、1863-64年に起きた下関戦争の時の大砲です!(おそらく写真はレプリカですが)
では、下関戦争とは何かといいますと、長州藩 vs. 欧米4カ国(イギリス、アメリカ、フランス、オランダ)の戦争のことです。
長州藩というのはいまの山口県なので、山口県 vs. 欧米という、いま考えても無茶な戦争が幕末の時代に起きました。
この戦争でコテンパンにやられた長州藩が「これは日本も西洋化しないとヤバイ!」となって、倒幕からの西洋化・近代化の流れが生まれます。
このころは、まだまだ西洋式の大砲や銃などは普及しておらず、刀を提げた侍が軍隊だった時代。下関戦争がひとつのきっかけとして、260年続いた武家政権である江戸時代が終わり、明治時代へと進んでいったのです!
この下関という地は、武家政権の始まりの鐘を鳴らした壇ノ浦の戦いの舞台でもあり、武家政権に幕を下ろすきっかけとなった下関戦争の舞台でもあるのは、すごく面白いなぁと感じました。
3.そして明治時代へ~下関条約~
下関は、壇ノ浦の戦い、下関戦争の舞台だと紹介しましたが、もうひとつ教科書的な出来事の舞台でもあります。
それは、日清戦争終結後に締結された下関条約です。
下関条約が結ばれた場所は、春帆楼という料亭。当時の建物ではないですが、今でも春帆楼はありました!


ちなみに、近くには「日清講和記念館」という下関条約の資料館があります!しかも、無料で入れます!

日清戦争は、日本側の勝利で終わったので、日本に有利な形で下関条約は結ばれています。
清(いまの中国あたり)という大国に勝利したことで、日本が近代国家として欧米から認められるきっかけとなりました。
つまり、この日清戦争&下関条約というのが、長州藩をはじめ、幕末の志士たちが目指した近代国家としての日本の完成であり、武家政権(前近代的な日本)の完全なる終焉とも言えると思います。
このように、山口県下関市は武家政権の誕生から終焉、そしてその後の近代国家としての成立まで思いを馳せることのできる観光地なのです!
また、参考までに幕末の長州が舞台となった小説『世に棲む日日』(司馬遼太郎・著)をオススメしておきます!僕は旅行に行った後に読んだのですが、とても面白かったです。旅行の前でも後でも、オススメです!
さいごに
今回は、武家政権の誕生と終焉、そして近代化というテーマで、山口県下関に旅行に行って見たもの、学んだこと、考えたことなどをまとめました!
山口県は倒幕の中心となった長州藩ですので、幕末から明治期にかけての歴史を学び、感じることができます!
ぜひ観光に足を運んでいただければと思います!
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