こんにちは、ニンジャです!
今回は、読書感想文の書き方とは?というテーマで、大人になっても役立つ本質的なポイントに絞って、構成の仕方と書き方のコツをご紹介したいと思います。
夏休みの宿題の定番としてあるのが、読書感想文。
「感想文と言われても、何を書いていいかわからない」という方も多いと思います。
そこで今回は、このブログで読んだ本の感想を書いた経験を活かして、「読書感想文はどのように書けばいいのか?」についてご紹介していきたいと思います!
まずは、読書感想文でぜったい書くべきポイントからです!
読書感想文の書き方とは?
読書感想文には、「あらすじ」ではなく「考え」を書きましょう!
読んだ本の内容・あらすじをたくさん書いて、さいごに少しだけ感想を書く、という書き方をしている読書感想文を見かけますが、あまり良い例とは言えません。
では、なぜ「あなたが考えたこと」を書く必要があるのでしょうか?
それは、あなたが考えたことや思ったことだけが「あなたにしか書けない情報」で、その「あなたらしさ」が読書感想文では重要だからです。
読んだ本の内容やあらすじは、ネットで調べれば出てきます。
なので、読書感想文で本当に知りたいのは、本の内容やあらすじではありません。
反対に、「この本を読んで、あなたは何を感じたり考えたりしたのか」については、どこを探しても出てきません。
それは、あなただけが持っている貴重なオリジナルの情報だからです。
この調べても絶対に出てこないあなただけの意見や考えが、読書感想文を書くにあたって必ず必要な要素であり、他の感想文と差別化できるポイントなのです。
もちろん、読んだ本のあらすじを簡潔に書くことも必要ではありますが、読書感想文を書くときには「自分の考えたこと・思ったこと」をたくさん書く、ということを覚えておいていただければ良い感想文になると思います!
では、最も大切なことを伝え終えたところで、具体的にどういう構成で書いていけばいいかについてです!
読書感想文の構成の仕方とは?
1.あらすじを簡潔に
まずは、「本のタイトル」と「本の情報・あらすじ」を書きましょう。
ここは、大して重要な箇所ではないので、分量は少なめがポイント!
本の出版年、受賞歴、作者情報などの「本の情報」と、どんな内容だったかという「本のあらすじ」をできるだけ簡潔にまとめましょう!
2.なぜこの本を読んだのか?
本の情報やあらすじが書けたら、次は「なぜこの本を読んだのか?」を書きます。
読書感想文では、「本を読む前と読んだ後の変化」も重要になります。
その変化を伝えるためにも、「この本を読む前はどういう状態だったか」について書くのがおすすめです。
具体的に書く内容としては、小説なら「この小説を知ったきっかけ」「どんな気持ちになりたくて読んだのか」「どういう話だと思っていたか」などを書くといいです。
小説以外の実用書なら、「どんなことを知りたくて読んだのか」「そのテーマについて、読む前はどういう風に思っていたか」などを書きましょう!
このパートは難しく考えずに、「この本を読みたいと思った理由」「この本で読書感想文を書こうと思った理由」を書けばOK!
構成としては、「読む前は○○だと思っていたけれど、実際に読むと××で意外だった」みたいな感じになる想定で、このパートは前半の「読む前は○○だと思っていたけれど」の部分に当たります。
では、次は最後のパート!
3.考えたこと、思ったこと
最後のパートは、考えたことや思ったことを書きます。
最初にも書いたように、このパートが最も重要で、もっともオリジナリティが出る部分になります。
具体的に書く内容としては、小説なら「読む前の期待を満たせたか」「一番感情が揺さぶられた部分」「思っていたのと違った箇所とその理由」「考えや意見が変わったこと」などを書きます。
小説以外の実用書なら「読む前の期待を満たせたか」「読む前に知りたかったことは知れたか」「意外に思ったこと」「予想どおりだったこと」「考えや意見が変わったこと」などを書きます。
繰り返しになりますが、読書感想文で重要なのは「あらすじ」ではなく「考え」です。
「考え」は、あなたが本当に思ったり考えたりしたことを、素直にそのまま書けばOK。
無理にカッコイイことを書こうとしなくても、大丈夫です!
本を読んで考えたことを素直にそのまま書くだけで、その情報はオリジナリティ溢れる価値ある情報になると覚えておいてください!
読書感想文の意義とは?
さいごに、「なぜ読書感想文なんて書かないといけないのか」について僕なりの考えを少し書いて、終わりたいと思います。
読書感想文の意義は、「自分の意見を考えること」と「自分の意見を発表すること」の練習だと思っています。
学校では、知識を覚えて正解を出すことが評価されます。
学校の定期テストや模擬試験などは、すべて知識を身に着けて正解を出す作業です。
しかし、学校を卒業して現実社会に出ると、正解がない問題について考えることが求められます。
それは、仕事でもプライベートでも同じ。
生きていくうえで重要な問題には、正解も不正解もないことが多いです。
正解がない問題に対しては、自分なりに考えて意見を持ち、それを発表するということが重要になります。
この「自分の意見を考えること」と「自分の意見を発表すること」の訓練として、読書感想文があるのではないかと思っています。
普段の学校生活では学ぶことのできない重要な部分なので、ぜひ読書感想文の宿題は大切にしていただきたいと思っています!
さいごに
今回は、読書感想文の書き方とは?というテーマで、何歳の方でも使える構成の仕方と書き方のコツをご紹介しました。
読書感想文は面倒くさい宿題だとは思いますが、自分の考えを伝える重要な機会ですので、ぜひ大切に取り組んでいただければと思います!
僕がブログに挙げている読書感想文みたいな記事もありますので、もしよければそちらも参考にしてみてください!
「はじめてニンジャ」では、読書をするときに役に立つ記事を発信しています。
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