こんにちは、ニンジャです!
今回は、大西康之・著『起業の天才』についての感想・要約を紹介します。
「読書のあと」では、本を読み終えた「後」に、本の内容を人生に生かせるように書き残している読書の「跡」をご紹介!読書ノートもお見せします‼
「『起業の天才』からどんなことを学べるか知りたい」
「本を読んだ後、どうやってまとめたらよいのか分からない」
という方に向けて書くので、ぜひ参考にしてください!
読書ノートのまとめ方
はじめに僕が読書ノートに何を書いているかを簡単に紹介します。
僕が読書ノートに書いているのは、以下の内容です。
【ノートの上】
- 勉強になったこと(メモ)
【ノートの下】
- 理由・目的(WHY)
- 学んだこと(WHAT)
- 明日から実践すること(HOW)
読書ノートの詳しい解説は、別の記事で紹介しているので、興味がある方はそちらをご覧ください!
基本的にマーカーも蛍光ペンもいらない簡単な方法です。


『起業の天才』の要約は?
『起業の天才』とは、著者はジャーナリストの大西康之さんで、リクルート社を創業した江副浩正を題材として書かれたノンフィクションです。
「リクルートとはどんな会社か?」「江副浩正とはどんな人物だったか?」という問いを軸足に、「なぜ日本の経済は停滞してしまったのか?」「これから日本はどうすればよいのか?」という問いを投げかけてくれる一冊だと感じました。
『起業の天才』を読んだ理由・目的(WHY)
僕が『起業の天才』を呼んだ理由・目的は次の3つです。
- リクルート/江副浩正とは、どのような会社/人物か知りたかったから。
- 日本がなぜ「失われた30年」と呼ばれる時代を過ごしたかのヒントが欲しかったから。
- 自分に活かせることを学びたかったから。
1.リクルート/江副浩正とは、どのような会社/人物か知りたかったから。
僕は江副浩正といえば、リクルート事件という印象しかありませんでした。(というよりリクルート事件もいまいち知りませんでした笑)
あのリクルート社を創り上げた人がどんな人だったのかを、純粋に知りたいというのが一番の理由でした。
2.日本がなぜ「失われた30年」と呼ばれる時代を過ごしたかのヒントが欲しかったから。
これはこの本の序盤部分を読んでから加えた目的です。
なぜ加えたかというと、序盤部分に以下のような文章があったからです。
私は、江副浩正の生涯をたどることで、戦後日本が生んだ稀代の起業家があのとき見ていた景色、そして「もし」この男の夢が実現していれば、どんな日本になっていたのかを考えてみたい。未完のままのイノベーションを完成させてみたい 。
『起業の天才』大西康之[著]
これを読んで、この本の大きなテーマが「もし江副浩正の夢が実現していれば、日本は「失われた30年」を過ごさずに済んだのではないか」であると思ったので、読む目的に加えました。
3.自分に活かせることを学びたかったから。
これはどの本を読むときにも、目的にしています。
何も目的や理由が思い浮かばない時でも、これだけあれば大丈夫だと思っています。
『起業の天才』から学んだこと(WHAT)
1.リクルートは、「優秀な人材」と「当事者意識」の会社。
江副浩正は採用狂と言われるほど、採用にコストをかけていた人物でした。そうして集めた優秀な人材に「君はどうしたい?」と尋ねて、「じゃあ君がやって」で裁量権を与えるという手法を取ったそうです。
江副浩正は、自分よりも優秀な人物に働いてもらうことに長けていました。
リクルートという会社が急激に成長したのは、「優秀な人材」と「当事者意識」が理由だと感じました。
2.このままがいい、既得権益と国民
日本が「失われた30年」を過ごした理由は、「このままでいいじゃん」という気持ちだと感じました。
終盤リクルート事件について書かれているのですが、変化しようとしていた芽がリクルート事件によって摘まれたと感じました。
NTTの真藤が失脚したのも、そのひとつだと思います。
その当時、日本はまだまだ経済的に元気な時だと思います。
そのため、国民も無理して変わらなくてもという気持ちがあったのではないか。
反対に今は日本がダメになったと感じている人が大多数だと思います。
この焦燥感こそがイノベーションの種になるのではないかと考えています。
3.「じゃあ君がやって」で「当事者」に。
僕はまだ1年目なので後輩はいませんが、後輩を指導する立場になったら、この方法を実践してみようと思いました。
後輩と接する時、チームをマネジメントする時には、いかに当事者意識を持たせるかを意識して臨もうと思います。
また反対に現在後輩の身としては、いかに当事者意識を持つかを考えて仕事に取り組もうと思います。
『起業の天才』を読んで、実践すること(HOW)
- 人に頼みごとをする時は、「いかに当事者意識を持たせるか」を考える。
- 自分が仕事を頼まれた時は、「いかに当事者意識を持つか」を考える。
さいごに
今回は 大西康之・著『起業の天才』についての感想・要約を共有させていただきました。
『起業の天才』はノンフィクション本ですが、大河ドラマや歴史小説のような感覚を味わえる本です。小説を読む感覚で気軽に読んでみて、ぜひ読み終わった後に読書ノートを書いてみてください!
コメント