こんにちは、ニンジャです!
本日は、芥川賞・直木賞・本屋大賞の使い方というテーマで、初心者に向けて小説の選び方のコツについて紹介したいと思います。
「最近、小説を読みはじめた!」という初心者の方は、自分の好みに合った小説を見つけるのが難しいもの。
これは年月が経てば、好みに合った小説を選べるようになってくるのですが、それまでに読書自体が嫌になってしまえば元も子もありません。
そんな時には、有名な文学賞である芥川賞・直木賞・本屋大賞を参考にしよう!ということで、これらを活用した小説選びのコツをご紹介していきます!
なお、小説選びにおすすめの文学賞を紹介した記事もあるので、そちらもあわせて読んでいただけるとより分かりやすいと思います!
芥川賞・直木賞・本屋大賞の違いとは?
まずは、この3つの文学賞にどのような違いがあるかをカンタンにご紹介します!
芥川賞とは?
芥川賞とは、純文学を対象とした文学賞で、年に2回受賞者が発表されます。
ポイントは、”純文学”というところ!
純文学とは、芸術性の高い小説くらいの意味で、特徴としては起承転結のはっきりとしない作品が多いです。
後に、文学賞を使った小説選びを紹介するパートでもご説明しますが、芥川賞は読書中級者以上にオススメで、初心者からは評価が低かったりします。
直木賞とは?
直木賞とは、エンタメ小説が対象となる文学賞で、芥川賞とともに年に2回発表されます。
ポイントは、”エンタメ小説”というところ!
エンタメ小説とは、起承転結がはっきりしていて、「伏線回収」とか「衝撃のラスト」とか「予測できない展開」とかがある小説です。
こちらは芥川賞とは反対に、初心者にも人気のジャンルとなっています!
本屋大賞とは?
本屋大賞とは、全国の書店員による投票で決まる文学賞。
選考員数名によって決められる、芥川賞や直木賞とは少し毛色が異なります。
本屋大賞の特徴は、なんといってもストーリーの面白さ、読みやすさ!
書店員がみんなにオススメしたい!と思った本が、多数決で決められるので、万人ウケして初心者にも読みやすい小説が選ばれがちです。
芥川賞・直木賞・本屋大賞を活用した小説選びとは?
一通り、これらの文学賞について説明したところで、初心者がどのように小説選びに活用するのかについてご説明します!
1.とりあえず、芥川賞は避けよう!
まず、読む順番ですが、本屋大賞の大賞受賞作品から読むのがオススメです!
さきほど説明したように、本屋大賞は万人ウケ間違いなしの、ハズレのない小説が受賞します。
そのため、小説初心者にうってつけのラインナップとなっています。
以下が、最近の本屋大賞受賞作です!
「本屋大賞は読んだよ!」という方は、直木賞がオススメ。
芥川賞は、難解でよく分からない!となることが多いと思うので、基本的には初心者にオススメしません!
もちろん、人には好みがあるので、芥川賞にチャレンジはしてみてもいいです!1回読んで面白くなくても、時間が経ってから読むと面白く感じることが多いのも芥川賞です。
ただ、小説初心者だよーという方は、本屋大賞から選ぶのが無難だと思います!
2.作品ではなく作家で見よう!
2つ目のポイントは、作品ではなく作家でみること!
本屋大賞を受賞した「作品」にこだわるのではなく、本屋大賞を受賞した「作家」という単位で考えるのがオススメです!
本屋大賞を読もう!と思っても、この話はあまり好きそうじゃないなぁと思うこともあるかと思います。
その場合、別の年の本屋大賞やノミネート作品を読むのもいいのですが、本屋大賞の作者の別の本を読むのアリ。
本屋大賞や直木賞などを受賞するような作家さんは、他の作品も面白いことがほぼ間違いなしです!
この小説は直木賞だな〜ではなく、この作家は直木賞だな〜と思う方が良いかなと思います!
3.好きな作家を見つけよう!
芥川賞、直木賞、本屋大賞などを参考に小説を選んでいくのは、好きな作家さんを見つけることが目的です!
まず、好きな作家さんをひとり見つけることで、読みたくなったら迷わず小説を選べて、しかも面白い!という状態を作ることができます。
そうすることで、だんだんと小説を読む習慣がつき、小説が好きになっていくかと思います!
読書初心者、小説初心者は、まず小説を読むのが好きになることが1番なので、その状態に近づくために、好きな作家さんを見つけていただければと思います!
さいごに
今回は、芥川賞・直木賞・本屋大賞の使い方というテーマで、初心者に向けて小説の選び方のコツについて紹介しました!
「これから小説を読むぞ!」という方に、役に立っていれば幸いです!
「はじめてニンジャ」では、読書をするときに役に立つ記事を発信しています。
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