【考察】他には無い小説だけの魅力とその理由

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こんにちは、ニンジャです!
今回は、他には無い小説だけの魅力とその理由とは?というテーマで、映画や漫画などの他の作品とは異なる小説の魅力について、ご紹介します!

小説も映画も漫画も、すべて「物語」ですが媒体の特徴が異なる分、やはりそれぞれ性格が異なります。

そこで今回は、他には見られない小説だけの魅力について、「多様性」をキーワードにしてお話ししていければと思います!

小説だけにある「多様性」の魅力

映画や漫画などとは違う、小説ならではの魅力のひとつは、作品に多様性があることだと思います。

映画や漫画などと比べて、小説はバラエティに富んだ作品が多いです。

では、どういう理由で小説はバラエティが豊かになるのでしょうか?

小説の年間出版数は多い!

まず、小説は数が他の作品よりも桁違いに多いです。

例えば、日本で1年間に公開される映画の本数をご存知でしょうか?

映画.comの記事によると、日本で公開される映画は、邦画と洋画を合わせて年間1000本前後だそうです。

では、小説は1年間にどれくらい出版されているのでしょうか?

総務省統計局が公表している文学の書籍新刊点数をみると、なんと年間12,000作品ほど出版されています!

小説は、毎年映画の10倍以上の作品が生み出されているのです。

そのぶん当然、作品のバラエティにも富むことになり、小説に多様な作品が揃うことになります。

小説家のキャリアは人それぞれ

また、小説の書き手(小説家)も多様性に富んでいます。

小説家のキャリアは多様で、もちろん学校卒業後にそのまま作家になった人もいますが、意外と元会社員という方がかなり多いです。
これは、漫画家や映画監督にはあまり見られない傾向かな〜と思います。

漫画家や映画監督になるためには、漫画を描く技術、映画を撮る技術が明確に必要になります。

しかし、小説家になるための小説を書く技術というのは、そこまで具体的なスキルがあるわけではありません。
たしかに文章が書ければ小説家になれるというわけではないですが、カメラの撮影技術や編集技術、漫画の絵を描く技術に比べると習得すべきスキルは少ないと思います。

そのため、映画監督や漫画家になる人が、プロに弟子入りしたり、専門学校に入ったりするのに対して、小説家の多くは弟子入りも専門学校に行くこともせず、多様な経歴から小説家になることが多いです。

そのある種のハードルの低さが、小説の書き手の多様性に繋がり、その結果、生み出される小説の多様さにも繋がっているのだと思います。

小説は、省コスト

さらにいうと、小説はコストがかからないというのも、多様性に一役買っています。

映画と比べると分かりやすいですが、まず映画はひとつの作品を作るのに、かなりのコスト(お金とか時間とか)がかかってしまいます。

映画制作に関わる人を考えても、映画のスタッフ、出演者、映画館の人など、かなりの大人数が必要です。

しかし、小説はそれほどコストがかかりません。基本的に文章を書くのは、作者ひとり。本にする過程で色々な人が関わりますが、映画に比べると大した人数ではありません。

また、映画には機材代やロケに行く費用など、さまざまなお金がかかりますが、本を作るのにはそんなにお金がかかりません。

なので、興行収入が〇〇億円という映画のように、一冊の本で何十億円と売り上げる必要がないのです!

その結果、どうなるかというと、小説は攻めた作品を発売しやすくなります。

膨大なコストをかけた映画で攻めた作品にすると、観てくれる人が少なくなり、コストを回収できなくなります。映画は、何百万、何千万人に観てもらう必要があるのです。

しかし、そこまでコストのかからない小説では、少数のニッチな人だけが買えばある程度ビジネスとして成立します。

本は、100万部売れると大大ベストセラーなので、観客動員数1000万人突破!とか言っている映画とは、必要な人数がぜんぜん異なるのです!

その結果、ある少数の人にささるニッチな作品も世に出ることになり、小説の世界をより多様化することに貢献しているのです!

なぜ”多様なこと=魅力”なのか?

ここまで、小説が多様であることと、なぜ多様になるのかの要因をご紹介してきました。

ですが、なぜ小説が多様性に富んでいるからといって、それが魅力になるのでしょうか?

それは一言でいうと、多様性がある=きっと好きな作品が見つかる、からです。

さきほどから散々ご紹介したように、小説はあらゆる作品の中でもトップレベルの多様さを誇っていると思います。

それはどういうことかというと、誰にでもバチッとハマる作品がきっとある!ということです。

ですので、「昔読んだ小説があんまりだったからな〜」と小説を敬遠してる方は、ぜひあと何冊か好きなタイプの小説に出会えるまで試してほしいと思います!

12000冊以上の作品が毎年毎年、発売されています。近くの本屋さんに行くだけで、どれだけ多くの本があるか、身にしみて感じると思います。

また、それらを書いている小説家も、バラエティに富んでいます。

こんな状況で、あなたに合った作品が無いと思う方がおかしいです!

誰にでも面白いと思える一冊が、きっとある。これが小説の魅力だと思っています。

とはいえ、小説はバラエティに富んでいる分、選ぶのもなかなか難しいです。

手前味噌にはなりますが、このブログでも小説の選び方やおすすめの小説などを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

さいごに

今回は、他には無い小説だけの魅力とその理由とは?というテーマで、映画や漫画などの他の作品とは異なる小説の魅力について、ご紹介しました!

多様性がある=あなたの好みもきっとある、ということなので、ぜひこの機会に小説を読んでいただけると嬉しいです!

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