ロジカルシンキング、できてますか?【メリットとオススメの本】

分かりやすく簡単に解説シリーズ

こんにちは、ニンジャです!
今回は、ロジカルシンキングとは?というテーマで、ロジカルシンキングのメリットと鍛え方、オススメの本などを紹介します!

社会人経験のある方なら、「ロジカルシンキング」という言葉を聞いたことがあったり、研修で習ったことがあったりするかと思います。

ロジカルシンキングというのは、その名の通りロジカルに考える方法のことで、ビジネスの基礎として誰しもが身につけるべきことだと言われています。

しかし、ロジカルシンキングというと、「ロジックツリー」や「MECE」といったフレームワークばかりが取り沙汰されて、肝心の本質的な部分が忘れ去られているように感じます。

そこで今回は、僕が日々働くなかで感じるロジカルシンキングの意味やメリットについて、まとめていきたいと思います!

ロジカルシンキングとは?

まず、「ロジカルである」とは、どういう状態なのでしょうか?
ロジカルとは、日本語に訳すと「論理的」という意味。

では、論理的である、とはどういう意味だと思いますか?

「論理的である」とは、事柄同士の繋げ方が適切な状態のことを指します。

例えば、「天気予報では雨の予報だった。だから、今日は雨が降った。」という文章は、論理的だと思いますか?

この文章は、論理的だといえると思います。なぜなら、「天気予報で雨」と「今日の天気が雨」の2つの事柄には関連性があり、繋げ方として適切だと感じるからです。

では、「天気予報では雨の予報だった。だから、今日はカレーを食べた。」という文章は、どうでしょう?論理的だと思いますか?

この文章は、論理的ではないと感じるのではないかと思います。

なぜなら、「天気予報が雨」と「カレーを食べた」の2つの事柄の間には、関連性が無いと思えるからです。

このように、論理的である・ロジカルであるという状態は、事柄同士を適切な繋ぎ方で接続させている状態なのです。

また、ロジカルな人とは、事柄同士の繋げ方がいつも適切な人、だといえます。

ここで注意してほしいことは、“事柄”が事実か事実でないかは関係がないということ。

先ほど、論理的でない文章の例として、「天気予報では雨の予報だった。だから、今日はカレーを食べた。」をあげました。

たしかに、この文章は論理的ではないですが、決して嘘を言っているわけではありません。

「天気予報が雨」「カレーを食べた」、この2つともが事実であったとしても、繋げ方が適切ではないため、ロジカルではないということになるのです!

ロジカルとは、適切な繋ぎ方だ、と覚えていただけると良いと思います。

では、ロジカルとは適切な繋ぎ方だとわかったところで、ロジカルに考えること=ロジカルシンキングが、どんなことに役立つかのメリットをご紹介しようと思います!

ロジカルシンキングのメリットとは?

1.考えがまとまりやすい

まず、仕事でもプライベートでも役立つことが、短時間で効率的に考えて結論を出すことができる、ということです!

色々な情報を調べて、選択肢を吟味して、実際に取る行動を決める、、というようなことは、仕事だけでなく日々の生活でも頻繁に行うことだと思います。

「どういう顧客にアタックすべきか?」「転職すべきかどうか?」「引っ越し業者はどこに頼むか?」などなど、大きいものから小さいものまで、日常には考えて判断する機会が山のように溢れています。

そんな時に役立つのが、ロジカルシンキングです!

ロジカルに考えるとは、すべての情報や選択肢を適切な繋ぎ方で接続できるということです。

つまり、ひとつひとつの情報をバラバラにすることなく、全てが関係した全体像を素早く把握することができます。

この結果、「もっと良い選択肢があったのに考えられてなかった、、」や「ここをこうすれば上手くいくと思ったのに、ぜんぜん変わらなかった、、」というような、抜け漏れや関係の見誤りといったミスを無くすことができるのです!

適切な選択肢を選ぶことで、ムダな時間やムダなお金を節約できるため、ロジカルシンキングは公私ともに役立つスキルといえます!

2.すぐに理解できる

論理的に考える力があるということは、論理的に説明されたこともカンタンに理解できるということ。

本や説明資料の内容、講義や研修の内容、会議で話されている内容など、身の回りには、論理的に組み立てられた内容が多くあります。

論理的な思考力が無いと、相手の言っていることや説明に書いてあることがちゃんと理解できないことがあり、情報収集やコミュニケーションに支障をきたします。

そのため、日常的に情報をインプットしたり、仕事でコミュニケーションを取る際には、ロジカルシンキングが必須だと思います。

3.本音や感情に敏感になる

ここまで読んで下さった方の中には、ロジカル、ロジカルと繰り返されて、うんざりしている人もいるのではないでしょうか、、?

たしかに、ロジカルであることは誰しもに必要な能力だと思いますが、論理的であることだけが正義、というわけでもありません。

人間には、人間らしい感情があり、それはたいてい非論理的なものです。

しかし、皮肉にも人間らしさに敏感な人は、ロジカルな人が多いと思います。

なぜなら、ロジカルな考え方ができない人は、会話の中で非論理的な部分が現れても、気づくことができないからです。

ぼくもロジカルな左脳人間なのですが、人と会話をする時に、「あれ?いま微妙に関係ない話に飛んだな」と思うことがあります。

そういう部分こそ、まさにツッコミどころ!

ロジカルに考えるとこうするよな、という部分がそうならなかった場合、その人の感情による言動が隠されている場合がかなり多いです。

非論理的な言動の裏には、その人の思いや感情、価値観などの人間らしさ=個性が隠されています。

その人の本質的な人間らしさに触れるためには、ロジカルシンキングが必要だったりするのです。

ロジカルシンキングを鍛えるには、国語力が必要

では、どうすればロジカルに考える力を鍛えられるのでしょうか??

最も始めやすく効果的な方法は、本を読むこと、だと思います。

ここでいう本は小説ではなくて、新書やビジネス書、学術書などの論説文をイメージしてください!

そのような本は、極めて論理的に文章が構成されています。

小説ではない論説文は、何かを説明するために書かれいるため、誰でも理解できる論理的な組み立てによって構成する必要があるのです。

読書には、「小説を読む読書」と「論説文を読む読書」の2つがあります。今回は割愛しますが、詳しくは以下の記事で!

また、ライブ感のある話し言葉では、多少の論理の飛躍や無理ある繋ぎ方は許容されますが、書き言葉である本では許されません。

これらの理由からも、ロジカルシンキングを鍛えたいなら、まずは一冊の本を理解する練習からやってみるのがよいかな〜と思います!

ちなみに、ロジカルな思考力と読解力とは似ています。また、数学力とも似ています。

なので、「平気で本1冊くらい読めるよ」という人や「数学が得意だ」という人は、ロジカルシンキングも得意だと思います。

反対に、本を読む習慣がなかったり、数学が苦手だったりする方は、おそらくロジカルシンキングも苦手なのではないかと思います。

どちらにせよ、ロジカルシンキングはみんなに必要なスキルであり、身につけて損は無いと思うので、ぜひぜひこの機会に意識して練習していただければと思います!

このブログでは色々と本をオススメした記事もあるのですが、とりあえずこの記事の内容にあった本をセレクトしておきます!

この本は、読解力とAIについての本。
ビジネス書大賞を取っていたり、Amazonのレビューが3000件以上付いていたりと、かなりのベストセラー書籍です。

内容は新しい知見があり面白いですが、決して文章自体が難しいわけではないので、あまり本を読まない方にもオススメです!

この本は、ロジカルシンキングについて詳しく書いた本。

さまざまな企業の事例を出しながら、ロジカルに考えるということはどういうことか?、どういう風にすればいいのか?を教えてくれます。

有名なフレームワークについても書かれているので、ロジカルシンキングについて、もっと勉強したい方にオススメです!

また、他にもオススメの本を紹介した記事はあるので、そちらもぜひ参考にしてみてください!

さいごに

今回は、ロジカルシンキングとは?というテーマで、ロジカルシンキングのメリットと鍛え方、オススメの本などを紹介しました!

ロジカルシンキングは、皆さんのお仕事に役立つだけでなく、日常生活においてもメリットの多いスキルです。

あくまで思考法なので、一朝一夕には身につかないと思いますが、ぜひ毎日ちょっとずつ練習していただければと思います!

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