こんにちは、ニンジャです!
今回は、広島県呉市にある「大和ミュージアム」「てつのくじら館」についてご紹介できればと思います!
呉市の概要から、「大和ミュージアム」「てつのくじら館」のみどころや感想をお伝えします!ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!
呉市の前に行った「似島」についての記事も書いていますので、あわせてこちらも読んでいただけると嬉しいです!
広島県・呉市について
まず、広島県呉市という場所について簡単にご紹介します。
広島県呉市は、広島駅から30~50分ほど電車に乗った場所にあります。
戦時中は海軍の軍港・造船所として使われていたため、その当時の様子を伝える博物館「大和ミュージアム」があります。
また、戦時中に「鎮守府(ちんじゅふ)」という日本海軍の根拠地があった歴史から、呉市には今でも海上自衛隊が置かれています。そのため、「てつのくじら館」という海上自衛隊資料館が呉市にあるのです。
そんなこんなで呉市は、戦時中の日本海軍やいまの海上自衛隊と縁深い場所となっています!

目の前の潜水艦がある場所が「てつのくじら館」。
左側に見切れているのが「大和ミュージアム」です。
「大和ミュージアム」の見どころ
では、早速「大和ミュージアム」の見どころから、3つの見出しに分けてご紹介します。
戦艦「大和」の模型がある
まず「大和ミュージアム」の一番の見どころは、10分の1スケールで再現された巨大戦艦「大和」の模型です。

こちらが戦艦「大和」の模型です!
入り口すぐにあって、すごい迫力で出迎えてくれます。
このあと、博物館ゾーンに入っていくと、戦艦「大和」の歴史について詳しく知ることができます。
戦艦「大和」とは、第二次世界大戦時に日本で造られた当時最高峰の巨大戦艦です。
「巨大戦艦を造って、英米に勝つぞ!」という意気込みで日本海軍が全精力をかけて造った戦艦ですが、特攻隊として意味なく沈没するという悲劇的なラストを迎えます。
乗員3332人のうち、3056人もの人が亡くなったという大惨事は、当時の日本の愚かさを痛感することができ、「絶対にこの過ちを繰り返さないようにしよう」と心の底から思うことができました。
事実&実物がセットで見れる
個人的に「大和ミュージアム」の最もおすすめなポイントは、事実と実物がセットで見られることです。
「大和ミュージアム」の展示室に入ると、壁に沿って展示品が並んでいます。
主に呉で造られた戦艦の模型が並んでいますが、当時の衣服や日用品、戦地に向かう兵士の遺書、当時の教育で使われていたカルタなど、様々な展示品(=実物)が見られます。

ちなみに、この写真は「愛国カルタ」なるもの。愛国心強め、超右よりのカルタなので見ていて面白いです。
そのような実物が壁際に並んでいるのですが、その壁には何が書かれているのかというと、教科書的な通史が書かれています。(これは写真に撮り忘れてしまいました。。)
僕も戦前~戦後の歴史はあまりしっかりと覚えていなかったのですが、壁に「1931年 満州事変」のように時系列で起こった出来事が書かれているのですごく分かりやすかったです。
教科書的な通史を学べるとともに、当時の戦争を生々しく伝える実物を見ることができる、とてもよい施設だなぁと思いました。
戦争経験者の声がVTRで見れる
3つ目のみどころは、戦争経験者の生の声を聞くことができるという点です。
「大和ミュージアム」の施設内に、椅子と小さなテレビのセットが何ヵ所かあって、それぞれで異なるVTRが流れています。
内容は違うんですが、すべて戦争体験者が実際に自分の経験を話した映像になっています。
たくさんの映像があるので、すべては見切れなかったです。。
ですが、戦争体験者の方々は、すごく細かいところまで戦争のことを覚えているので「たしかに戦争はあったんだな」と、リアリティをもって感じることができました。
教科書的な通史、当時の実物、戦争体験者の声とあらゆる角度から戦争について学べる、とてもよい施設だったと思います。
子どもの戦争教育、中高生の歴史学習にも向いているバランスの取れた施設でおすすめです!
「てつのくじら館」の見どころ
次に、「大和ミュージアム」のすぐ近くにある「てつのくじら館」についての見どころをご紹介します!
本物の潜水艦の中に入れる
なんと言っても「てつのくじら館」の売りとなっているのは、本物の潜水艦に入れること!
潜水艦「あきしお」という、2004年まで本当に海上自衛隊で使用されていた潜水艦です。

外から見ると、かなり大きいのですが中に入ってみると、空間自体は結構狭くて窮屈な感じです。
水圧に負けないように外側の鉄で出来た部分が厚くなっているため、見た目以上に中は狭いのだと思います。
また、ただでさえ狭い空間に、むき出しでレーダーなどの機械が置かれていたり、ご飯を食べるテーブルやベッドなどが置かれているので、かなり窮屈な生活になるだろうなぁと思いました。
イメージで言うと、宇宙船が近いと思います。
潜水艦の乗組員は、宇宙飛行士並みの体力やストレス耐性が必要なんだろうなぁと感じました。
海上自衛隊の活動が知れる
続いての魅力は、海上自衛隊の活動が知れることです。
みなさん、海上自衛隊がどのような活動をしているかご存じでしょうか?
災害時に派遣される陸上自衛隊はまだ馴染みがあるかもしれませんが、海上自衛隊となるとまったくなじみが無いという方も多いかと思います。
ぼくもぜんぜん海上自衛隊のことを知らなかったので、知らない事だらけでとても勉強になる展示でした!
展示室は主に2フロアあって、一つは「掃海」について、もうひとつは「潜水艦」についてでした。
「掃海」とは、戦争によって海が機雷(海版の地雷みたいなやつ)だらけになったので、それを取り除こうという活動のこと。機雷の種類や掃海の方法まで、詳しく説明されていました。
まず、ぼくは機雷という存在を初めて知ったので、海にも地雷的なやつがあって戦後それを自衛隊が撤去していたんだとびっくりしました。
これはかなり危険な作業のように思えるのですが、こんな作業を海上自衛隊がやっていたことがあまり知られていないのはなぜだろう??と疑問にも思いました。
潜水艦を紹介するフロアでは、潜水艦の攻撃の基本である「魚雷」の本物が展示されていました!
めちゃくちゃ大きくてびっくり!!
潜水艦というのは防衛の観点からはすごく重要で、核兵器も潜水艦から撃てるように準備されていると言われています。
なかなか身近に潜水艦を学ぶ機会は無いと思うので、潜水艦や魚雷の理解を深めるすごく良い機会だったと思います。
事実&実物がセットで見れる
さいごは、「大和ミュージアム」と同じく、事実と実物がセットで見れることが魅力かなと思いました。
「てつのくじら館」でも、実物の潜水艦があったり、魚雷や機雷の実物があったりと多くの実物が展示されています。
それだけでなく、詳しい説明や解説もあるので、教科書的な知識と実物の手触りという両面から学ぶことができる良い施設だなと思いました!
さいごに
今回は、広島県呉市にある「大和ミュージアム」「てつのくじら館」についてご紹介しました!
みなさんも、もし広島に行く機会があったら、ぜひ足を運んでみてください!
また、広島にある”似島”という場所に行った感想や歴史について書いた記事もあるので、ぜひそちらも呼んでください!
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