リアル書店とネットの決定的な違いとは?【本屋のメリットと活用法】

読書のコツ・効果的な読書術

こんにちは、ニンジャです!
今回は、リアル書店とネット書店の決定的な違いとは?というテーマで、リアル書店/本屋のメリットとその活用方法をお伝えしたいと思います。

みなさん、本屋さんにはよく行かれるでしょうか?
最近は書店の数も減っているそうなので、「本を買う時はいつもネットだよ!」という方も多いと思います。

確かに、欲しい本を買う時には圧倒的にネットが便利です。
僕も買いたい本がある時は、ほぼ100%ネットで購入しています。

しかし、本屋さん(リアル書店)は本を買いに行く場所ではありません。
本屋さんは欲しい本が無いときに足を運び、「未知なる面白い本」と出会わせてくれる場なのです!

本屋なのに、本を買う場所じゃない…。
それはいったいどういうことなのか、リアル書店とネットの違いを踏まえてお伝えしたいと思います。

リアル書店とネットの決定的な違いとは?

欲しい本を買うにはネットが便利

冒頭で、ネットは欲しい本を買うのに圧倒的に便利だと書きました。
これは、多くの方に納得していただけると思います。

まずネットでは、在庫切れというのがほとんどありません
また深夜でも注文できますし、最短で翌日には自宅まで届けてくれます。

反対に、リアル書店では欲しい本が置いていない可能性があります。
というか、人気の本や新刊でない限り、置いていないことが多いです。

もっと言えば、わざわざ書店に足を運ぶ必要がありますし、書店に着いてからも欲しい本がどこにあるか探す必要があります。

このように、特定の本を購入したい場合はネットで買うのが圧倒的に便利です。

雑誌の定期購読が減り、書店における雑誌の売上が減少しているのもそのためです。

では、リアル書店はもう必要ないのでしょうか?
僕は、リアル書店にはネットとは異なる魅力があり、ネットとは異なる活用をするべきだと思っています。

冒頭で、リアル書店は本を買いに行く場所ではないと書きました。
そうです、リアル書店は欲しい本が無い時に行く場所、なのです。

買いたい本が無い時こそ本屋に行こう

さきほど、欲しい本はネットで買った方がいいと書きました。
その説明を聞いていたら、ネットは万能のように思えたかも知れません。

しかし、ネットには弱点があります。
ネットの弱点は、未知なる本と出会えない、ということです。
ネットでは基本的に、自分が知っている本/欲しいと思っている本しか買うことができません。

ネットで本を買うときの行動を、思い返してください。
必ず本の題名や著者の名前で、検索をしていませんか?

ネットの最大の強みはこの検索機能で、欲しい本を簡単に見つけることができたり、ある著者の本だけを表示させたりすることができます。

だから、欲しい本があるときはネットがとても便利。
しかしネットで本を探すときに、検索を使わないとなると、とたんに使い勝手は悪くなります。

まず、ネットには膨大な数の本があります。
ネットの強みとして在庫切れが少ないと書きましたが、裏返すと本の厳選が行なわれていないということ。

昔に出版された本や人気の無い本、自費出版の本など玉石混淆で様々な本が登録されています。そのため、ネット上でウィンドウショッピングをしたとしても、好みでは無い本ばかりが出てくることになります。

それなら、カテゴリで絞り込んでいけばいいのですが、なかなかそうもいきません。
本は、カテゴリー化するのがとても難しいのです。

例えば洋服なら、トップスとボトムスであったり、トップスの中でもティーシャツとセーターであったりと、比較的厳密なカテゴリー分けが可能です。

しかし、本の場合はどうでしょうか?
例えば、『ハリー・ポッター』はどんなカテゴリーに分けられますか?

難しいですよね。。
「小説」だと広すぎますが、「魔法小説」だと狭すぎます。「ミステリー」というのもしっくりきません。

本の内容はかなり多岐にわたるため、「小説」でも「ミステリー」「時代小説」「海外文学」ぐらい、「実用書」でも「社会」とか「コンピュータ・IT」くらいのざっくりとした分け方しかできません。

このように、①数が膨大、②カテゴリーで整理できないという2点の特徴があるため、決まった本が無い状態でネット上で本を探しても、思うように良い本に出会えないです。

つまり、ネットは本を購入するには便利だけど、自分の知らない本と出会う場所ではないということです。

一方、リアル書店はどうでしょうか?

本屋に行っても在庫切れが多いと書きましたが、それは裏返せば話題の本・人気の本が厳選されているということ。

実際に本屋に足を運ぶと、いま話題になっている本や新刊の本、また書店員さんイチオシの本などが目立つ場所に置かれています。

また、よっぽど広い本屋でも無い限り、本屋全体を見て回ることは難しくありません。そのため、検索では決して出会うことが出来なかった本、つまりまったく知らなかったけど面白そうな本に出会うことができるのです。

もしあなたが、「これまで読んだことの無い分野の本にチャレンジしてみたい」「読んだことのない作者の本を読んでみたい」のように読書の幅を広げたいと思うのなら、ぜひリアル書店に足を運ぶことをおすすめします!

ここまでは、リアル書店とネットとの違いをお伝えしてきました。
ただ、リアル書店は「本との出会いの場」ということはわかったけど、実際にどのようにリアル書店を活用していいかわからない..という方もいると思います。

なので最後に、僕なりの書店活用法を3つご紹介して終わりたいと思います!

リアル書店を活用する方法とは?

1.本屋には本を買いに行かない

まずは、リアル書店には本を買うために行かない、こと!
これはこれまでもお伝えしたように、本屋さんは「未知なる本との出会いの場」です。

もし、特定の欲しい本があるのなら、ネットで買ってしまう方が便利です。

あくまでリアル書店は、自分の読書の幅を広げることを目的に活用しましょう!
買うつもりが無く本屋さんに寄ったのに、結果的に本を買ってしまったという状態がベストです!

2.行きつけの本屋を作る

ふらっと立ち寄ることができる「行きつけの本屋」を作ることがおすすめです。

最初は、自宅や職場の近くにある本屋やよく使う駅に併設されている本屋など、自分が行きやすい本屋を行きつけにするのがいいと思います。

行きつけの本屋を作ることで、時間が空いたときにふらっと本屋さんに立ち寄りやすくなります。よく行くカフェで時間を潰す感覚で、自然と本屋に行くようになればGOOD!

また、同じ本屋に定期的に行くことは結構おもしろいです。
目立つ棚に置かれている本や、書店員さんが書いたPOPなどは定期的に変わるので、次はどんな本と出会えるんだろうと楽しみになります。

あと、何度も行く内にどの辺にどんなジャンルの本があるかが分かってくるので、単純に便利という利点もあります。

3.自分に合った本屋を見つける

本屋には、各店舗ごとに思った以上に個性があります
ぱっと見では分からないと思いますが、どんな本を目立つ位置に置いているか、POPの有無、どんなジャンルの本が多いかなど微妙な違いがあります。

なかなか自分に合った本屋さんを見つけることは難しいのですが、ひとつ見極めるコツがあります。

一度その本屋に行ったときに、「こんなに買うつもりじゃなかったのに、いっぱい買ってしまった」という経験をすれば、その本屋はあなたと相性のいい本屋だと思ってください!

「買う予定が無かったのに、買ってしまう」というのは、「未知なる面白い本」に出会わせてくれているという証拠だからです。

行ったことの無い本屋さんを見つけたら、自分に合う本屋さんかどうか試しに入ってみることをおすすめします。

さいごに

今回は、リアル書店とネット書店の決定的な違いとは?というテーマで、リアル書店/本屋のメリットとその活用方法についてお伝えしました。

ぜひみなさんも、欲しい本が無い時/買いたい本が無い時に、「未知なる面白い本」を求めて書店に足を運んでみてください!

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