【2021年3月】今月読んだ本3冊を紹介~前編~『NO RULES』などノンフィクション3冊!

読書のコツ・効果的な読書術

こんにちは、ニンジャです!
今回は、今月読んだ本のうちノンフィクションのもの3冊を紹介します!
今月読んだ小説3冊を紹介している記事もあるので、ぜひ読んでみてください!

今月読んだ3冊[ノンフィクション編]

  1. 起業の天才!』大西康之[著]
  2. 行動経済学』エシェル・バデリー[著]
  3. NO RULES』リード・ヘイスティングス/エリン・メイヤー[著]

1.『起業の天才!』~まるで大河ドラマ‼~

まず1冊目は、『起業の天才!』です。
こちらはノンフィクション作品を読んだことがない人にもおすすめの1冊です!

『起業の天才!』は、リクルート創業者の江副浩正について書かれたノンフィクション作品です。
創業前からリクルート事件後まで描かれています。

この作品はノンフィクション作品なのですが、大河ドラマを見ているような面白さがあります。

例えば、大河ドラマに有名な偉人が登場するように、この作品にも有名な経済界の偉人たちが登場します!
Amazon創業者のジェフ・ベゾスや、京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者の稲森和夫、ソニー創業者の盛田昭夫などなど。

また、大学のころに始めたビジネスを徐々に成長させて、大手企業との戦いにも勝利し、既得権益に挑んでいく姿が描かれています。
そのため、漫画『ワンピース』やNetflixのドラマ『梨泰院クラス』に似たようなストーリー展開にもなっています!

ノンフィクション作品を読んだことがないという方も楽しめる作品となっていると思うので、ぜひ読んでみてください!

より詳細に以下の記事にも書いているので、そちらもぜひ参考に!!

2.『行動経済学』~分かりやすく面白い学問~

2冊目に読んだのが、『行動経済学』という本です。

これは行動経済学についての基礎的な事柄が書かれている入門書です。
行動経済学に興味があったのと、仕事にも役立てられると思ったので購入しました。

行動経済学とは、私たちが何かを選択したり決めたりするときに、どんなことが影響しているのかを解き明かす学問です。

これまでの経済学では、私たちは合理的で間違いを侵さない人間だと想定されていました。

しかし、私たちが何かを決めるときに、いちいち知りえる情報をすべて入手して、勉強して、その時に最も最適な選択をしているわけではないですよね?

なんとなくいつもと同じシャンプーを買ったり、特に考えもせずお昼のテレビで見たパンを買ったりするものだと思います。

そこで、私たちは実際どんなことに影響されて、どんな風に日常の選択を行っているんだろう?ということに着目したのが、行動経済学です。

「行動経済学」とか言われると、難しく感じますよね。
ただ、この本はとても分かりやすく、しかも比較的薄い本です!(200ページぐらい)

さらに実際に実験に使った質問が載っているので、クイズみたいに答えながら読み進めることができて楽しいです!
1問だけ質問も引用しておきます!

「リンダは30代の女性で聡明独身はっきりと物を言う性格である。社会正義や差別問題に関心が高く、反核デモに参加したこともある。」


次の選択肢のうち、可能性が高いのはどちらか。
1.リンダは銀行員である。
2.リンダは銀行員で、フェミニズム運動にも参加している。

『行動経済学』ミシェル・バデリー[]

この質問で正しいのは、「1」です。
理由は、1は「銀行員で、フェミニズム運動に参加していない」「銀行員で、フェミニズム運動に参加している」の2つを含んでいますが、2では「銀行員でフェミニズム運動に参加している」の1つしか含まれていないからです。

ちなみに結構な人が「2」を選ぶらしいので、2を選んだ方もご安心ください。
このように、私たちの選択はいつも合理的というわけではないということが説明されています。

3.『NO RULES』~あのNetflixは超変わった会社だった~

3冊目に選んだのは、『NO RULES』という本です。
この本は、Netflixの創業者であるリード・ヘイスティングスと、異文化理解についての本を出版している作家のエリン・メイヤーによって書かれた本です。

この本は、「Netflixがどうやって190カ国2億人という桁違いの会員数を持つに至ったのか?」について書かれています。

僕も知らなかったのですが、Netflixは他の会社とは違うちょっと変わった会社です。

例えば、 Netflixにはルールというものがほとんど無いそうです。
普通の会社には「上司の承認を得ないと○○円以上は使えない」「経費で落とせるのは○○円まで」などの決まりがあります。
またお金に関わらなくても、何か業務上の判断を行うときには基本的に上司の承認が必要となります。

そういった普通の会社にならある決まりや規則を Netflixは徹底的に排除します。
そして優秀な人だけを採用できるようにも工夫し、 優秀な人材がルールに縛られることなくイノベーションを起こせる環境を整えているのです。

もちろんすぐに自分が属している組織(学校や職場)を、 Netflixのような組織にできるわけではないと思います。

ただ、この本からは「どのように後輩に接するのがいいか」「何か仕事を頼んだり、指示を出したりする時に、どういう風に伝えたら良いか」という日常でも役に立つことが学べます。

すごく刺激的で、日常の仕事にも役に立つことが多かったので、ビジネスパーソンには特にお薦めの一冊だと思います。
僕は入社一年目の新人ですが、後輩や部下を持つビジネスパーソンの方にはより学びが多い一冊になっていると思います。

さいごに

今回は、今月(2021年3月)に選んだ3冊の本を紹介しました。
今月に選んだ残りの3冊の本は別の記事で紹介しているので、そちらも是非読んでみてください!

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