【2021年2月】僕が今月読んだ5冊の感想・選んだ理由を紹介!今月はすべて小説です!

読書のコツ・効果的な読書術

こんにちは、ニンジャです!
今回は、僕が今月読んだ本を紹介します。

今月は小説ばかり読んでいたので、小説5つの紹介になります!
「小説を読みたいけど何が良いか迷っている」という方はぜひ参考にしてください!

【2021年2月】今月読んだ小説5選と感想・理由

【2021年2月】今月読んだ小説5選

  1. 伊坂幸太郎『逆ソクラテス』
  2. 宇佐見りん『推し、燃ゆ』
  3. 森見登美彦『四畳半神話大系』
  4. 柚木麻子『ナイルパーチの女子会』
  5. 島本理生『ファーストラヴ』

1.伊坂幸太郎『逆ソクラテス』

今月の1冊目は、伊坂幸太郎さんの『逆ソクラテス』です。
本屋大賞2021の候補作にもなっていて、いま話題の一冊です。

全5編の短編からなる短編集ですが、各編で同じ登場人物が出てくるなどリンクしている個所もあります。

『逆ソクラテス』を選んだ理由として一番大きいのは、元々伊坂幸太郎さんが好きな作家さんだったということです。
伊坂幸太郎さんの『ゴールデンスランバー』という本を読んだことがきっかけに、好きな作家さんになりました。

とはいえ、伊坂幸太郎さんの本をすべて読んでいるわけではありません。
なぜ今回は読んだのかというと、小学生を主人公にした話だというのと、表紙がかっこよかったからです。

伊坂幸太郎さんが小学生を主人公に作品を書かれているイメージが僕にはなかったので、読んでみたくなりました。

それとカバーが群を抜いてかっこいい!
まあ結局電子書籍で買っちゃったので、カバーはそんなに楽しめてないのですが(笑)

あらすじは、Amazonなり、書店でなり見ていただくとして、おすすめポイントをひとつだけ。

おすすめポイントは、子供目線ながらに社会に立ち向かっていく姿です。

立ち向かうといっても、戦いという感じではないのですが。。
主人公は小学生なんだけど、ちょっとませていて、学校の先生をはじめとする大人社会に入り込んでいく、立ち向かっていく、というのが全編通して魅力かなと思います。

内容も面白く、短編集なので初心者さんにも読みやすいと思います。

2.宇佐見りん『推し、燃ゆ』

今月2作目は、宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ』です。
弱冠21歳で芥川賞を受賞したことでニュースになっていたので、ご存じの方もいると思います。

『推し、燃ゆ』を選んだ理由としては、僕よりも若い21歳という作者から生み出されて作品はどのようなものだろうと、興味があったからです。

僕は、今年で24歳になるのですが、自分と年が近い作家さんというのはそれほど多くありません。

やはり年代が近いと、より深く共感できたり、より多く感じ取れたりすると思っているので、年が近い作家さんの作品は積極的に読むようにしています。

物語は、推しがファンを殴って、炎上したことから始まります。
正直、誰かを全力で”推す”という感覚が僕にはあまりないので、共感は出来なかったです。

物語として共感は出来なかったですが、文章・言葉としてはすごく読んでいて楽しかったです。

歌詞はよくわからないけど、リズムが楽しい洋楽を聞いているような感じでした。
”推す”という感覚が分かる方には、共感できる部分も多いと思いますし、共感できない方でも言葉を楽しめる作品だと感じました。

3.森見登美彦『四畳半神話大系』

今月3冊目に読んだ本は、森見登美彦さんの『四畳半神話大系』です。

森見登美彦さんは、『太陽の塔』という作品を読んだ以来、大好きな作家さんです。
一番有名なのは、映画化もされた『夜は短し歩けよ乙女』という作品だと思います。

『四畳半神話大系』を選んだ理由は、久しぶりに森見登美彦さんの作品を読みたくなったからです。

森見登美彦さんの書く文章は癖があります。
言い回しが古風ですし、心理描写や情景描写も独特です。

なので、時々森見節を体内に補充したくなる時がくるのです(笑)

森見登美彦さんは好き嫌いが別れやすい作家さんのように感じますが、ハマると絶対に癖になるので、一読をおすすめします!

また、森見登美彦さんは京都大学出身ということもあり、舞台が京大付近や京都の繁華街が多いので、京都出身の僕にはより一層楽しめる作家さんです。

京都出身・在住の方や京都にお詳しい方は、知っている地名や食べ物の名前が出てくるので、楽しいですよ!

4.柚木麻子『ナイルパーチの女子会』

今月の4冊目は、柚木麻子さんの『ナイルパーチの女子会』です。
現在(2021年2月時点)、テレビドラマも放送されている作品です。

『ナイルパーチの女子会』を選んだ理由は、映像化作品として本屋さんの棚に並んでいたこの本が何となく気になったこと。

そして、柚木麻子さん『BUTTER』という作品は読んだことがあって、ずっと心に残っている作品であることです。

「ナイルパーチってなに?」と思われた方も多いと思うのですが、この「ナイルパーチ」というモチーフが絶妙なんです!

「ナイルパーチ」は作中でも説明されているので、ここでは説明しませんが、「ナイルパーチ」という存在がこの作品の根幹となっています。

5.島本理生『ファーストラヴ』

今月の5冊目は、島本理生さんの『ファーストラヴ』です。
こちらは映画化されて、いま話題の作品です。

『ファーストラヴ』を選んだ理由は、島本理生さんの作品を一度読んでみたいと思っていたから。それに、直木賞受賞作だったので最初に読むにはちょうどよいかなと思ったからです。

もちろん、映画化された作品として元々知っていたというのもあります。

この作品の魅力は、客観的な第三者である読者を登場人物のひとりとして巻き込んでいるところにあると思います。

この作品は、父親殺害容疑で逮捕された女子高生・環菜、環菜についてのノンフィクション作品を書くために取材をする主人公の由紀という2人が主軸の物語です。

一見、「環菜の動機は何だったのか?」「環菜の過去とは?」という謎が明かされていくサスペンスに見えるのですが、少し違うと思っています。

何が違うのかは詳しくは言えませんが、「客観的な第三者である読者を登場人物のひとりとして巻き込んでいること」だと思っています。

とはいえ、環菜の動機や過去が気になって、ページをめくる手が止まらないほど面白いので、おすすめです!

さいごに

今回は、2021年2月に僕が読んだ小説5つを紹介しました。
もし何を読むか迷われている方がいたら、参考にしてみてください!

はじめてニンジャ』では、他にも読書初心者さんに役立つ記事をたくさん書いています。
「読書の習慣がつかない」「読書を始めたいが、どうすればよいかわからない」という方は、ぜひ参考にしてください!

プロフィール
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2021年2月より、読書のコツをテーマにしたブログ「はじめてニンジャ」を開始。
読書、絵画・美術、映画、ニュースなど、興味のある分野について発信しています。
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