反省せずに読むことは、消化せずに食べるようなものだ。
エドマンド・バーク(哲学者/1729-1797)
こんにちは、ニンジャです!
今回は、僕が実際に行っている簡単で初心者向きな読書ノートの書き方を、実例の写真付きで紹介します。
いきなりですが本を読んだ後、学んだことを活かすことができているでしょうか?
本を読むことは、自分の知見や知識が深まるとても有益な行動だと思います。
しかし本を読んだ後、「本当に身についているか不安…」と感じる人は、少なくないのではないでしょうか?
「本を読んだけど、ほとんど内容を覚えてない…」
「仕事に関係する本を読んだけど、全然仕事に生かせている気がしない…」
このような悩みを抱えている方は、おそらくたくさんいると思います。
まさに僕も1年前までは、頑張って分厚い本を読んでも内容を覚えていないし、日々の行動に何か生かせているわけでもありませんでした。。
かといって、読書中に付箋を貼っておくとか、重要なところをマーカーで引くとかも面倒くさくて、すぐに挫折してしまう…
そんな方に向けて、ノートとペンだけでできる読書ノートの書き方を、僕が実際に取っているノートを実例に出しながら紹介します!
ズボラな僕でも2~3年以上は続けられているやり方ですので、「読書ノートを始めても、すぐに挫折してしまう…」という方におすすめの方法です。
また、読書ノートの効果やメリット、読書ノートを継続するためのコツなども紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
読書ノートの書き方とは?【実例付き】
では早速、読書ノートの書き方について、「何を?」「どのように?」という順番で写真付きで解説していきます!
読書ノートには何を書けばいい?
まずは、読書ノートに「何を書けばいいか」です。
この記事で紹介する読書ノートは、ノート見開き1ページを使って、3つのことだけを書きます。
【読書ノートに書く内容】
- この本を読んだ目的(WHY?)
- 学びになったこと、覚えておきたいこと(WHAT?)
- 具体的なアクション(HOW?)
ノートの見た目はこんな感じです!

「汚い字だし、雑にまとめてるな~」と感じられたかもしれません。。
きれいにまとめよう!と思って、時間と労力をかけてしまうと、読書ノートを書くこと自体がめんどくさくなってしまうと思うので、最初はこれくらい適当で大丈夫!
なんとなくどんなノートなのかをイメージしていただけたところで、具体的に「どうやって書くのか?」という部分をお話ししたいと思います!
読書ノートを書く手順【4ステップ】
読書ノートを書くには、4つのステップがあります!
- 本を読もう!
- 道具を用意しよう!
- 読書ノートの上部分を書いてみよう!
- 読書ノートの下部分を書いてみよう!
1.本を読もう!
まずは、いつも通り本を読みましょう。
重要なところに付箋を貼ったり、マーカーで線を引いたりは必要ありません。
どうしても線を引きたい!という方がいれば、線の引き方についての記事もあるので、参考にしてみてください。
ただ、2つのことを始めるのは難易度が高いので、読書ノートを書く習慣が付くまでは他のことはしないのがおすすめです。
ポイントとしてやってほしい事は、本を読む目的(この本から何を学びたいか、この本を読んでどうなりたいか)を頭に浮かべること。
目的といっても、「仕事に役立つことを知りたい」とか「早起きできる方法を知りたい」など、なぜその本を読もうと思ったのかを考えればOKです!
2.道具を用意しよう!
道具と言っても、ノートとペンだけです。
【読書ノートに必要なもの】
- ノート
- ボールペン
- 色つきのボールペン(あれば)
ノート
ノートのサイズは、小さすぎなければ何でもOKです。
ちなみに、僕はコクヨのB5を使っています。
ドットが入っていて、枠線とかを書きやすいのでおすすめです。
ノートは本当に何でもいいので、お好みのノートをお使いください。
ボールペン
普通の黒のボールペンでOKです。
色つきのボールペン(あれば)
これは無くてもOKです。
僕が読書ノートを書くうえでもっとも参考にした本(さいごに紹介してます)には、色つきのボールペンを使うよう推奨されています。
ただ、僕もあまり使っていないですし、最初からハードルを上げる必要も無いと思うので、黒色だけで十分です!
3.読書ノートの上部分を書いてみよう!
この読書ノートではノートを見開きにして、横向きで使います。

まずは、見開きの上のページに枠線を書きましょう。
上の写真のように書いていただければOKです。
「1つのマスに1つの情報を書く」というだけなので、適当に線を引いてマスを作ればOK!
次に、学んだこと・覚えておきたいことを書いていきます。
ポイントは、この本を読んだ目的の答えを書いていくことです。
例えば「早起きが出来る方法を知りたい」と思ってこの本を読んだ人は、早起きが出来る方法(「寝る1時間前までにお風呂に入って体温を上げた方が良い」など)を具体的に書くようにしましょう。
4.読書ノートの下部分を書いてみよう!
ノートの下部分は、この本のまとめを書くイメージです。
写真のように、以下の3つを書いていきましょう。
- どういう目的でこの本を読んだのか(WHY?)
- この本で学びになったこと、覚えておきたいこと(WHAT?)
- 明日から出来ること・アクション(HOW?)

どういう目的でこの本を読んだのか(WHY?)
これは読書をするときに思い浮かべた目的です。
「なぜこの本を読もうと思ったのか」「この本から何を学びたかったのか」を書けばOKです。
この本で学びになったこと、覚えておきたいこと(WHAT?)
これは、読書ノートの上部分で書いたものです。
ポイントは、上部分に書いたものを全て書くのではなく、特に重要な3つぐらいを選んで書きましょう。
明日から出来ること・アクション(HOW?)
これは最重要ポイントです。読書ノートの上部分でまとめた情報を元に、「明日からでも出来ること」を書いていきましょう。
ポイントは、「明日からでもできる」です。無理に大きなことを書くのではなく、すぐにでも実践できることから書いてみましょう。1つや2つ書ければ十分です!
以上が、僕が実際に行っている読書ノートの書き方です!
いかがでしょうか?
「これなら続けられそう!」と思っていただければ、嬉しいです!
続いては、読書ノートのメリット・効果についてお話ししたいと思います。
「読書ノートには、こんな効果がある!」を知っておくことで、読書ノートを続ける上でのモチベーションにもなります!
読書ノートのメリット・効果とは?
読書ノートのメリット・効果を紹介します。
これらを意識しながら、読書ノートを書くと、効果はより出やすいので頭の隅に置いておいてください!
【読書ノートのメリット・効果】
- 読んだ本の備忘録・メモになる
- 書いているうちに頭の整理が出来る
- アクションを書くことで、アウトプットに繋がる
読んだ本の備忘録・メモになる
読んだ本の中で自分が有益な情報だと思った部分をまとめることで、後から見返すことのできる備忘録・メモになります。
本を読み返すと、どこか自分に役立つ情報だったかが分からなくなりますが、ノートにまとめることですぐに復習することができます!
書いているうちに頭の整理が出来る
読書ノートを書くという行為が、本の内容の定着に繋がります。
ノートにまとめることで、頭の中でバラバラに存在していた情報が、自分の手で再構築され、覚えやすいまとまった状態に整理されます。
テスト勉強をする時に、教科書の内容を自分なりにノートにまとめた、という経験がある方も多いのではないでしょうか?
一度頭に入れた内容を、自分の手で組み立て直すという作業が、知識を定着させるにはとても役に立ちます!
アクションを書くことで、アウトプットに繋がる
今回紹介したノートでは、「明日から出来ること・アクション(HOW?)」を書く必要があります。
「この知識を活かして実際どんなことができるだろう?」と考えることで、ただ内容をまとめて終わらせるのではなく、実生活に活かすことができます。
知識が増える以上に、実際の生活をより良くしてくれる大事な要素なので、 「明日から出来ること・アクション(HOW?)」 も、ぜひ書くようにしてほしいです!
読書ノートを継続するためのポイントは?
最後に読書ノートを継続するためのポイントをお伝えします。
【読書ノートを継続するポイント】
- 完璧に書く必要はなし。適度に手を抜くこと。
- 読み終わってから、3日以内には書き始めよう。
- 1文字でもいいから、何か書こう。
完璧に書く必要はなし。適度に手を抜くこと。
読書ノートは継続することが重要です。
特に初心者のときは完璧に書こうと思うとしんどいので、適度に手を抜きましょう。
参考までに、僕の手抜きノートの写真も載せておきます。。

読み終わってから、3日以内には書き始めよう
ためすぎると、嫌になってきます。
完成させなくてもいいので、3日以内には書き始めましょう。
読んでから日が経っていない方が、内容も覚えていて書きやすいです。
1文字でもいいから、何か書こう
さすがに1文字は言い過ぎですが、枠線だけとかでもいいので書いてみましょう。
最初は、3分ぐらいで終わらしても全然OKです!
さいごに
今回は、僕が実際に行っている簡単で初心者向きな読書ノートの書き方を、実例の写真付きで紹介しました!
せっかく本を読んだのに、内容を覚えてなければもったいないと思うので、ぜひこの記事を参考に読書ノートを始めていただければと思います!
また、このノートの書き方は以下で紹介する本を参考にしました!
僕が自分なりに変えている部分も多いので、もしもっと詳しく知りたいという方がいれば、ぜひこちらの本も併せて読んでみてください。
『すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法』(著者:浅田すぐる、出版社:SBクリエイティブ)
この本では、色ペンの使い方や20字でまとめる方法など、より詳しく書かれています。興味がある方は読んでみてください!
他にも、読書を定着させるための記事をいくつも書いているので、併せて参考にしてみてください!
「はじめてニンジャ」では、読書をするときに役に立つ記事を発信しています。
より良い読書方法を身に着けたい!という方は、ぜひほかの記事も参考にしてみてください!
効果的な読書方法をまとめた記事
様々な事柄を分かりやすく簡単に解説した記事
おすすめの本をまとめた記事
ぜひ参考にしてみてください!
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