こんにちは、ニンジャです!
今回は、「読書中にわからない言葉が出てきたら調べた方が良い?」というテーマで、記事を書きたいと思います。
「読書中に知らない言葉が出てきた」という経験は、本を読んだことのある人なら、誰しもにあると思います。当然、僕も何度も経験があります。
では、読書中に分からない言葉が出た場合、「本を置いて辞書で調べる」or「そのまま読み進める」のどちらがよいのでしょうか?
これはある質問に答えれば、「あなたがどうすべきか」が分かります!
その質問というのは…
読書中にわからない言葉が出てきたら調べた方が良い?
読書中に分からない言葉が出た場合、「本を置いて辞書で調べる」or「そのまま読み進める」のどちらがよいか知りたければ、次の質問に答えてみてください!
その本を読んでいる1番の目的は、知っている言葉を増やすことですか?
「はい」と答えた方は、その都度調べたほうが良いです。
なぜなら、その本を通して、知らない言葉を知ること・ボキャブラリーを増やすことが目的だからです。
「いいえ」と答えた方は、調べなくても大丈夫。
なぜなら、あなたがその本を読んでいる目的は、知っている言葉を増やすことでも、語彙力を付けることでもないはずだからです。
「どうせ本を読むなら言葉も知れたほうが良いじゃないか!」と思った方もいるはず。。
確かに、読書を通して、自分の知りたいことを知りつつ、難しい言葉まで覚えることが出来れば一石二鳥です。
しかし、「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉があるように、欲張って2つのことを求めると、どちらも中途半端になってしまう危険性があります!
わからない言葉は調べない方がいい?
その本を読んでいる1番の目的は、知っている言葉を増やすことですか?
この質問に「いいえ」と答えた方は、わからない言葉を調べることのデメリットのほうが大きい、と思います。
読書をするには、誰しもに目的があります。
例えば、実用書なら「コミュニケーションが上手くなりたい」「英語を勉強したい」「転職するときに必要なことを知りたい」など。
小説でも、「物語を楽しみたい」「文豪が書いた名文に触れたい」など目的があります。
にもかかわらず、「知っている言葉を増やしたい」という2番目の目的のために、いちいち読書を止めてしまうのは、デメリットでしかありません。

目的を決めてから読書を始めることには、目的に適った情報を集めるという効果があると言われています。
例えば、「選択的注意」という概念で説明できます。
選択的注意とは、「多様な情報が渦巻く状況において、重要だと思った情報だけを選択し、注意を向ける認知機能を指す概念」です。
選択的注意の代表例として、「カクテルパーティー効果」というものがあります。
カクテルパーティー効果とは、多くの人が行き交っているパーティー会場でも、自分の名前や自分に関係する話は、自然と耳にはいてくるという効果。
これを読書に当てはめると、本を読む前に、「この本から得たいもの・目的は何か?」を整理することで、その目的にとって重要だと思う情報だけを選択して、注意を向けることができます。
しかし、「知っている言葉を増やしたい」ということを意識してしまうと、注意が分散される可能性があります。
さらには、「知っている言葉を増やしたい」という目的にフォーカスしてしまい、知らない言葉だけを選択し、注意を向けてしまう危険性も。。
そのため、「知っている言葉を増やしたい」という2番目の目的のために、いちいち読書を止めてしまうことは、おすすめしません。
たしかに、本を読み進めていくうえで、重要な語句や何度も出てくる語句が分からない場合は、調べた方が良いと思います。
それは、言葉が分からないことで理解度が下がれば、1番の目的が達成できなくなるためです。
しかし、多くの本では重要な語句は文中で説明されていますし、何度も出てくる語句は文脈で判断できるようになっています。
わからない言葉を見つけて、調べるかどうか迷ったときは、「この本を読む目的のために必要かどうか?」を、心の中で問いかけると良いと思います!
読書には目的があり、その目的を最優先させるべきだと書きましたが、みなさんは目的を意識して読書をできているでしょうか?きっと「できていない!」という方が、多いはず。
目的を意識しながら読書をすることで、より効果的な読書になります。詳しくは「勉強のための読書術」についてまとめた記事があるので、ぜひそちらを参考にしてみてください!
わからない言葉を調べる方法は?
「それでも調べたい!」「知っている言葉を増やすことが目的だ!」という方のために、僕が思う、効率の良い調べ方を紹介します!
【わからない言葉の調べるコツ】
1.調べている時間は、なるべく短く
2.本を置く回数は、なるべく少なく
1.調べている時間は、なるべく短く
本を読む目的が「知っている言葉を増やすこと」でない限り、調べている時間は最小限にしましょう。
あくまでも、本をより良く理解するため・物語をより楽しむために、知らない言葉を調べているだけなので、時間は短い方が良いです!
「スマホで辞書アプリを開いておいて、ロックを解除したらすぐに調べられるようにする」など、調べる時間を短くする工夫をすると、なお良いと思います!
2.本を置く回数は、なるべく少なく
知らない言葉を調べるために、本を置く回数はなるべく少なくしましょう。
そのためには、2つの方法があります。
1つめは、調べる言葉を最小限にすること。
「本を理解する手助けになる言葉しか調べない」「2回以上出てきた言葉だけ調べる」というように、調べる回数を最小限にする工夫が必要だと思います。
読書を中断するというのは、集中を一旦断ち切ってしまう行為なので、基本的に避けた方がよいです。それに何度も読書を中断すると、本の内容を流れとして理解するのが難しくなってしまう危険性もあります。
調べる言葉を少なくすることで、読書を中断する回数をコントロールしましょう!
2つめは、まとめて調べる方法です。
知らない言葉にペン・付箋などで印をつけておいて、キリの良いタイミングでまとめて調べる、という方法。
これも読書の中断を避けることができるので、おすすめ!
ただ、調べるまでは分からないまま読み進めなければいけない、という欠点もあります。。
付箋を使うやり方がいいなと思った方は、付箋活用術について書いた記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください!
さいごに
今回は、「読書中にわからない言葉が出てきたら調べた方が良い?」というテーマで記事を書きました。
ポイントは、「この本を読んでいる目的は?」と問いかけること。
1番の目的を忘れて、知らない言葉を調べることに夢中になるのは、避けた方がよいと思います!
それに、どれだけ調べても知らない言葉は出てきます。。
長期的に見ると、むしろ「知らない言葉を正確に推測する力」の方が必要だとも、感じています。
調べるかどうか迷ったら、「この本を読んでいる目的は何だっけ?」と思い出してみてください!
「はじめてニンジャ」では、読書をする人を応援するために様々な記事をお届けしています。
効果的な読書方法をまとめた記事
様々な事柄を分かりやすく簡単に解説した記事
おすすめの本をまとめた記事
ぜひ参考にしてみてください!
コメント
こんにちは。
記事読ませて頂きました。
この記事の分からない単語の捉え方
に関してですが、
読書中に出てくる「分からない単語」は、
単語の「意味」
が分からないのか、
「読み方」が分からないのか、
どちらのことを言っていますか?
こんにちは。
コメントいただき、ありがとうございます。
記事中の「分からない単語」ですが、
これは「意味の分からない単語」を想定していました。
ですが、記事中で紹介している分からない単語に対する姿勢や、調べる際の調べ方などは「読み方が分からない単語」にも当てはまると思います。
返信ありがとうございます。
この記事の分からない単語の
捉え方として、読み方が分からない
単語としても捉えて大丈夫そうですか?
はい。
「読み方が分からない単語」として捉えていただいても、問題ないです、
ありがとうございます。