本は図書館で借りる?それとも買う?行動経済学を使って買った方が良い理由を説明します!

読書のコツ・効果的な読書術

こんにちは、ニンジャです!
今回は、本は図書館で借りずに、お金を出して買ったほうが良いというお話をします!

お金を払ったほうがよい理由はいくつかありますが、今回は行動経済学の理論にもなっている「プリ・コミットメント戦略」を用いて解説しようと思います!

学問的な理論を用いて説明するので、

「お金を払ったほうがいいなんて、納得できない!」

という方にも少しは分かっていただけるかもしれません。。

本を図書館で借りることのメリットは?

本はお金を出して買ったほうが良いという話をする前に、まずはよく紹介されている図書館で借りるメリットを紹介します。

1.お金がかからない

最も大きなメリットはお金がかからないことです。

本を読もうと思っても金銭的な事情から後回しになるのはもったいないと思います。

そのためお金をかけずに本を読めることはやはり良い部分もあると思います。

ただ個人的には、「金銭的に本にお金をかけられない」や「読む量が膨大すぎて全部を購入するのは不可能」など、何らかの事情を抱えている人以外はお金を払うことのほうがメリットは大きいと思っています。

お金を払うことのメリットは、後ほどご説明します。

2.絶版した本もある

これは図書館の強みです。

僕はリクルート創業者・江副浩正が書いた『かもめが翔んだ日』という本がほしかったのですが、絶版になっていてかなり高値でしか購入できませんでした。

図書館によるとは思いますが、簡単に手に入らない本が手に入ることはメリットだと思います。

3.期限があるので読む気になる

これもよく言われていることではあるのですが、僕は本当か疑問です。

別に読まなくても返せばよいだけで、特にマイナスがないので、そこまで読む気にならないような気がします。。

なぜ本はお金を出して買うべきなのか?

では本題の「なぜ本はお金を出して買うべきなのか?」という話に入ります。
お金を払って本を買うメリットはいくつかあると思います。
ただここでは、「もったいない精神が働く」という点を掘り下げていきます。

「もったいない精神」と「プリ・コミットメント戦略」

「もったいない精神」とは、文字通り「もったいない」と思う気持ちです。
よくもったいない精神が働くのは、食べ放題です。
いくら食べても金額が変わらないので、少ししか食べないと「もったいない」という気持ちが芽生えます。

そのもったいない精神によって、食べ放題で食べ過ぎた経験はみなさんにもあるのではないでしょうか。

この「もったいない精神」とよく似たものが行動経済学にもあります。
それは「プリ・コミットメント戦略」と呼ばれています。

「プリ・コミットメント戦略」とは、予め取るべき選択を選べるようにしておくことで、計画通りその選択を実行できるという戦略です。

例えば、「朝早起きするために、ベッドから届かない位置に目覚ましを置いておく」「運動の習慣をつけるために、会費を払ってジムの会員になる」などです。

この「プリ・コミットメント戦略」は読書を習慣づけることにも応用できます。
あえてお金を払って本を手に入れることで、「結局本を読まなかった」ということを避ける戦略です。

現在の誘惑からは簡単に逃げられない

人間は基本的に、将来の目標(読書の習慣をつけたい、○○を勉強したい)よりも現在の誘惑(スマホを見たい、寝たい)を優先してしまう生き物です。

「現在バイアス」といって、人間は時間の中で現在をもっとも重視するということも分かっています。

現在の誘惑から逃れるためなら、本を買うのに必要なお金など安いものだと思いませんか??

ここ最近お金を出して本を買っていないという人は、一度試してみてください!

まとめ
  • 人間は現在の誘惑に負けてしまう。
  • 誘惑に負けないように「プリ・コミットメント戦略」が有効!
  • 最も簡単なプリ・コミットメント戦略は「お金を払って本を買うこと」

参考文献

ちなみに今回の参考文献は『行動経済学』という本です。
「プリ・コミットメント戦略」や「現在バイアス」以外にも、面白くて役に立つ行動経済学の理論が書いてあるので、興味があればぜひ!

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