こんにちは、ニンジャです!
今回は、なぜ本を読むことが苦手なのか?というテーマで、「読書が苦手」「読書嫌い」の理由を僕なりに分析したうえで、「読書が苦手」「読書嫌い」を克服するための3つのステップをご紹介しようと思います。
この記事を読んでいる方の中には、
「読書が苦手なのは生まれつきの性質で、どうやっても治らない…」
と思っている方もいるかもしれません。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
たしかに、生まれつき読書が得意な人と不得意な人がいることは事実だと思います。
しかし、読書が嫌いな人の多くは、ただ文章に慣れていないだけだったり、正しい読書方法を身に着けていないだけだと感じています。
つまり、ほとんどの人は適切な訓練さえすれば、読書が苦痛じゃなくなり、あたりまえの習慣として読書ができるようになります!
読書は生産性の高い学びの方法であり、知識をつけたり視野を広げたりするのに、もってこいの方法。読書を習慣化することのメリットは、かなり大きいと思います。
読書を習慣にするためにも、まずは「なぜ読書を苦手に感じるのか」という原因から考えてみましょう!
なぜ本を読むことが苦手なのか?
理由1:長い文章を読むことに慣れていない
読書が嫌い、苦手だという理由の大半は、長い文章を読むことに慣れていないことが原因だと感じます。
読書に限らず、不慣れなことや新しいことは苦痛を感じるもの。
例えば、行ったことのない飲食店にひとりで入る、というのは少し躊躇しませんか?
これまで長い文章を読んでこなかった人が、いきなり一切のストレスを感じること無く本を読むのはほぼ不可能です。
本を読み始める時点では、ある程度文章を読み慣れている状態にしておく必要があるのです。
しかし、読書が苦手な人が長い文章に慣れていないのは、当然のことだといえます。
なぜなら、本を読むことのほかに長い文章を読む機会はほぼ無いから。
本というのは、少なくとも100〜200ページ以上の分量があります。
章ごとに内容が分かれた本や短編集などもありますが、基本的には本1冊でひとまとまりのメッセージとなっています。
身近にこれだけの分量をかけて、ひとつのテーマについて書いている文章はほとんどありません。なので、本が嫌い=長い文章に慣れていない、といっても過言では無いのです。
ただ、長い文章に慣れていないという原因で読書が嫌いという方は、最も克服が簡単!
なぜなら、慣れることさえできれば、読書に対する苦手意識は解消されるからです。
後ほどの「読書嫌いを克服するには?」の章でも述べますが、活字や文章になれる方法はいくらでもあります。読書が苦手なのはただただ慣れていないだけ、と考えるとなんだか克服できそうな気がしませんか?
「自分が読書に苦手意識があった原因は、長文に慣れていないことかも…」と感じられた方は、以下の記事に具体的な慣れ方も書いているので参考にしてみてください!
大半の方の原因が、長い文章に不慣れであることだと思いますが、他にも考えられる原因はあります。
理由2:集中が続かない
集中が続かない、ということも読書を苦手と感じる原因のひとつです。
「本を開いてみたはいいものの、2〜3ページで集中が途切れてしまう…。」というお悩みを持っている方も多いと思います。
では、本に集中できない原因は何なのでしょうか?
まずひとつは、こちらも文章に慣れていないことが原因の可能性があります。
小説も小説以外の実用書やビジネス書などの本も、読んでいくうちに自分の中でリズムが出来てきて、継続して読み進めていけるもの。
本は1冊がひとまとまりになっているため、前後の展開を理解していない読み始めのタイミングが一番難しく感じるものです。
長い文章を読み慣れていてこのことを経験的に知っているかどうか、という点も集中に大きく関わります。
また、長い文章を読むことに慣れていないと単純に疲れます。
慣れないことをすると疲れるのは経験的に分かると思いますが、長い文章を読むことは大変な作業なので、慣れていないとすぐに疲れてしまうと思います。
実際に僕も、読書をはじめたばかりのころは、すぐに疲れて読むのをやめてしまっていました。このように長い文章に慣れていないことは、集中が続かないことの原因にもなり得るのです。
他に、集中が続かないことの原因として考えられるのは、単純に集中力不足です。
もし、読書以外のことにも集中できないという悩みを持っているなら、おそらく集中力が足りないのだと思います。
簡単に集中力を身につけることは難しいと思いますが、より集中できるようにするためのテクニックならすぐに実践することが可能です。
集中して読書するための方法として、以下の記事で詳しく解説しているので、よければ参考にしてみてください!読書以外にも使えるテクニックだと思います!
理由3:興味が続かない
本というのはかなり長い文章なので、1冊を読み終えるのに時間がかかります。
そのため、「読み始めたときには興味を持っていたけれど、だんだんと興味を無くしていった」なんてことも起こりえます。
僕も飽き性なのでその気持ちは分からなくはないですが、興味が続かないのは2つの原因があると思います。
ひとつは、良い本に出会えていないことです。
たしかに、本を1冊読み終えるのには時間がかかりますが、良い本に出会うと読めば読むほど面白くなっていきます。
これは、小説も小説以外の実用書も同じです。途中まで読み進められていたのに飽きてしまった、という時はあまり良い本ではなかったのかもしれません。
ふたつ目に考えられるのは、1冊読み切る必要がないのに読み切ろうとしていることです。
本を読む=1冊丸々読み切る、という固定観念がある方は多いですが、まったくそんなことはありません。
物語になっている小説はそうかもしれませんが、それ以外の実用書やビジネス書、学術書などは必ずしも1冊すべてを読み切る必要はありません。
本当に必要な箇所は1章分だけなのに、「せっかくだから全部読まなきゃ」という固定観念から、読みたくも無い部分まで読んでしまっているだけかもしれません。
実用書やビジネス書などの「勉強のための読書」は、小説の読み方とはまったく異なります。
「ビジネス書も小説と同じように読んでいる…」という方は、以下の記事を参考にしてみてください!
ここまで、「読書が苦手」「読書嫌い」の理由を3つ考えてきました。
では、これらの原因はどのように克服していけばいいのでしょうか?
つづいては、「読書が苦手」「読書嫌い」を克服するための3ステップをご紹介します!
「読書が苦手」を克服する3ステップ
STEP1:活字に慣れる
読書が嫌い、苦手という人の多くが長い文章に慣れていないと書きました。
慣れてないことが原因なら慣れるまで読めばいいということで、ステップ1は「活字に慣れる」です。
活字に慣れるためにはいきなり本から入るのでは無く、新聞やニュース、ブログなどの比較的短い文章や漫画を読むことをおすすめします。
このときのポイントは、流し読みをせずにしっかりと読むこと。
スマホからの情報過多で見知らぬうちに流し読みの癖が付いていることもあるので、丁寧に文章を理解するように意識してください!
普段、映像や音声など文字以外から情報収集することが多い方や、Twitterやネット記事などを流し読みする癖が付いている方は、ぜひ活字に慣れることから始めてみてください!
「活字に慣れる」について、もっと詳しく知りたい方は以下の記事で解説しています!
STEP2:長い文章に慣れる
活字に慣れたら、STEP2は「長い文章に慣れる」です。
読書を苦痛に感じる原因は、長い文章を読むことに慣れていないことだと思っているので、長い文章に慣れることができれば、かなり苦手意識が薄れると思います。
長い文章に慣れる方法としておすすめなのが、起承転結のはっきりとした小説を読むことです。
これは僕の実体験でもあります。
僕も読書をはじめたばかりのころは、本を読むのが得意だったわけではありません。
小学生の頃に『かいけつゾロリ』を読んで、少し大きくなったら短編集のショート・ショートでおなじみの星新一の作品を読みました。
その次はミステリー作品を読んで、だんだんと実用書も読めるようになってきて…という風に段階を踏んで読める本を増やしてきました。
いきなり難解な実用書や古典といわれる名著などを読もうと思っても、なかなか難しいと思います。
そんな時にはまず、起承転結のはっきりとした小説を読んでみてください!
例えば、よく実写化もされている東野圭吾さん、湊かなえさんなどのミステリー小説は、初心者にも読みやすいかと思います。
僕が読書初心者の頃に読んでいた本も含めて、初心者におすすめのジャンルと本を紹介した記事もあるので、詳しくはそちらをご参考ください!
STEP3:読書のコツを学ぶ
最後のステップは、「読書のコツを学ぶ」です。
先ほども例に挙げましたが、「本は最初から最後まで全部読まなきゃ」と思って、ぜんぜん興味が無い所まで読んでしまう人がいます。
これは、「勉強のための読書なら必要な箇所だけ読めばいい」という適切な読書方法を知らない事が原因だと思います。
これは単純に知っているかどうかの問題なので、読書のコツについて学びさえすれば誰にだって身につけることができるスキルです。
一通り読書のコツや読書方法について学んだ上で、自分なりの読書スタイルを確立するというのが一番効率がよく、おすすめ!
読書方法や読書のコツについては様々な本が出ているので、読書の練習がてら読書術の本を読んでみてもいいかもしれません。
また手前味噌になりますが、このブログでも読書のコツや効果的な読書方法などを紹介しているので、ぜひ興味がある方は別の記事も参考にしてみてください!
読書は本当に必要なのか?
ここまで読書嫌いの原因を考えてみたあと、「読書が苦手」「読書嫌い」を克服するための解決策をお伝えしてきました。
しかし、読書嫌いは克服しないといけないのでしょうか?
別に好き/嫌いなのだから、読書嫌いのままでもいいのではないでしょうか?
僕は、読書嫌いのままでもいいと思います。
人には得意/不得意や好き/嫌いがありますし、好きでも得意でもないことに時間を使うのはもったいないとすら思います。
しかし、それでも僕が読書を勧める理由は、本を読むことは思っているよりも難しいことじゃないと思うからです。
この記事でも「読書嫌いの原因は慣れていないこと」と述べましたが、逆に考えると慣れることさえ出来れば多くの人が読書好きになれると思っています。
小説を読むことはあくまで趣味の領域で、頑張ってするものではないと思います。
しかし、勉強としての読書にはメリットがあまりにも多いです。
何か勉強するときや情報収集をするときに、本を読むという選択肢を持っていないことがどれほど不利に働くか計り知れません。
少し慣れれば、多くの人が文章を読む力が身につきます。
一度読書への苦手意識がなくなれば、あとはどんどん習慣になっていきます。
この記事を参考に、ぜひ初めの一歩を踏み出していただければと思います。
「はじめてニンジャ」では、読書をするときに役に立つ記事を発信しています。
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