小説を選ぶときおすすめの文学賞は?【参考にすべき4つの文学賞】

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こんにちは、ニンジャです!
今回は、小説を選ぶときに参考になる文学賞をご紹介します。

文学賞というのは、有名な作家さんや文学者の方が選んでいるものになるので、面白い確率がめちゃくちゃ高いと思っています!

「本を読みたいけど、読みたい本が見つからない…」
「今の気分にあった本がどれかわからない…」

という方はぜひ参考にしてみてください!

また、別記事では今回紹介する芥川賞・直木賞・本屋大賞の、具体的な活用法も紹介しています!ぜひこちらも参考にしてください!

小説を選ぶときおすすめの文学賞は?

1.芥川賞

芥川賞は、最も有名な文学賞のひとつなので、ご存じの方も多いはず。正式名称は「芥川龍之介賞」といいます。芥川賞は、純文学の新人に与えられる賞で、年に2回発表があります。

主な受賞作品は、村田沙耶香 『コンビニ人間』・又吉直樹 『火花』・中村文則『土の中の子供』などがあります!

ちなみに一番最近の受賞作は、2020年下期に発表された宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ』です。

宇佐見りんさんは、受賞した当時21歳という歴代3位の若さで受賞しました。

次に紹介する直木賞よりも、心情や情景の描写に重きを置いた作品が多いです!

なので、小説の醍醐味である心理・情景描写や文章のリズムなどを楽しみたいときには、芥川賞受賞作を読むのがおすすめです!

2.直木賞

芥川賞と並び、もっとも有名な文学賞のひとつです。正式名称は、「直木三十五賞」といいます。直木賞は、大衆小説作品に与えられる文学賞で、芥川賞と同じく年2回発表があります。

直木賞は大衆小説に与えられる賞なので、比較的エンターテインメント性が高い作品が受賞することが多いです!

主な受賞作品は、朝井リョウ 『何者』・池井戸潤『下町ロケット』・東野圭吾『容疑者Xの献身』などがあります!

ちなみに今年の2月(2021年2月)に、北川景子さん主演で公開された映画「ファーストラヴ」の原作も直木賞受賞作品です。

読んでいてハラハラドキドキするようなエンターテインメント作品を読みたい!という時は、直木賞受賞作品を読むのがおすすめです!

3.本屋大賞

本屋大賞は2004年に設立と比較的新しい文学賞です。一般に日本の文学賞は、主催が出版社であったり、選考委員が作家や文学者であることが多いのですが、本屋大賞は「新刊を扱う書店の書店員」の投票によって受賞作品が決定されます。

受賞作品は比較的初心者にも読みやすく、ストーリーが面白い本が多い印象です。なので普段あまり読書をしない方や、最近あまり読書が出来ていないという方は、本屋大賞の受賞作品やノミネート作品から選んでみても良いと思います!

主な受賞作品は、小川洋子『博士の愛した数式』・東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』・辻村深月『かがみの孤城』などです!

ちなみに今年(2021年)の本屋大賞は、町田そのこさんの『52ヘルツのクジラたち』という作品でした!

52ヘルツのクジラとは、ほかのクジラが聞き取れない周波数で鳴く孤独なクジラです。
主な登場人物は、かつて虐待をされていた女性・貴瑚と母から虐待を受け「ムシ」と呼ばれている少年。
そんな52ヘルツのクジラのように孤独だった二人が出会う…という物語です。悲しくつらい場面もありますが、心温まる愛の物語でもあるのでおすすめです!

4.山本周五郎賞

山本周五郎賞は上の3つと比べると知名度は低いと思いますが、個人的に本を選ぶときにおすすめしたい文学賞です。山本周五郎賞とは、「主に大衆文学・時代小説の分野で昭和期に活躍した山本周五郎にちなみ、すぐれた物語性を有する小説・文芸書に贈られる文学賞」です。

「優れた物語性を有する小説・文芸書に贈られる」とあるように、受賞作品はエンターテインメント性の高い、ストーリーが面白い作品が多いように感じます!

主な受賞作品は、重松清『エイジ』・森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』・伊坂幸太郎 『ゴールデンスランバー』などがあります。

ストーリー性が高く、ハラハラドキドキするような作品を読みたい気分の時は、ぜひ山本周五郎賞を参考に選んでみてください!

さいごに

今回は、小説を選ぶときおすすめの文学賞を4つをご紹介しました!
本を読みたいけど、どの本を読めばいいかわからない!という時に参考になると思うので、おすすめです!!

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