こんにちは、ニンジャです!
今回は、UX/体験デザインの入門書に最適の1冊、『「ついやってしまう」体験のつくりかた』(玉樹真一郎・著)の要約・書評を書いていこうと思います。
- 人を動かす法則を知って、実生活に活かしたい!
- UX/デザインの勉強を始めたい!
- ゲームが好き!
という方には最適の本だと思います!
「どういうことが学べるか?」「難易度はどのくらいか?」など内容が気になる方は、この記事を参考にしてみてください!
『「ついやってしまう」体験のつくりかた』ってどんな本?
『「ついやってしまう」体験のつくりかた』の著者・玉樹真一郎さんは、元任天堂株式会社のゲームデザインを行っていた方です。
そして現在は、任天堂でゲームの企画・デザインをする中で身に着けた「心を動かす体験のつくりかた」を武器にして、企画の専門家として活躍されています。
著者がゲームの企画・デザインに携わっていたこともあり、この本では「スーパーマリオブラザーズ」や「ゼルダの伝説」などの国民的ゲームが題材。
むかし遊んでいたゲームがUX/体験デザインの観点から紐解かれていくので、勉強になるだけでなく、読み物として単純に面白い本だなぁと感じました!
『「ついやってしまう」体験のつくりかた』から何を学べる?
この本は、「人を動かす法則」について学ぶことができます。
そもそも、ゲームは人を熱中させるためのもの。
すぐに飽きられてしまうゲームは良いゲームとは言えず、一度始めたら病みつきになって、なかなかやめられない…というのがヒットするゲームです。
みなさんもゲームを長時間やりすぎて、お母さん/お父さんに怒られた人もいるんじゃないでしょうか?
僕もマリオやポケモンは、飽きずにずっとやっていました。(笑)
そんなゲームの企画・デザインに携わってきた著者は、「人を熱中させる」プロフェッショナル!
長年のキャリアで生み出された「人を動かす手法」をたった3つの法則で説明しているのが、この1冊です。
【人を動かす手法】
1.直感のデザイン
2.驚きのデザイン
3.物語のデザイン
シンプルですぐに実践に移せる法則ばかりなので、営業・企画などの仕事や子育てなどにもすぐに活かすことができます!
ちなみにこの記事のタイトルにしている「なぜマリオにはヒゲがあるか?」ですが、これはこの本のかなり冒頭(直感のデザインの章)に明かされますので、読んでみてください!
マリオの目的は何ですか?という問いから始まって、マリオのプレイ画面に隠されたUX/体験デザイン的な工夫の数々が明らかになっていきます!
一目見るだけで直感でわかるマリオの目的とは…??
読むのにかかる時間は?
読むのにかかる時間は、2~4時間程度だと思います。
ページ数は320ページ程度なので少し長く感じますが、イラストや図が多いうえに、題材がゲームなのでスラスラ読むことができます。
またこの本自体にも著者の「熱中させる工夫」がいたるところに施されているので、まんまとその術中にかかることでしょう(笑)
本を読みながら、この部分は「人を動かす法則」のどれを活用しているんだろう?と考えながら読んでも楽しいし、勉強になると思います!
どんな人におすすめ?
1.UX/体験デザインの初歩を学びたい
僕は、UX/体験デザインの初歩を学びたいと思って、この本を手に取りました。
多くのUXデザイナーや企画の仕事についている方がおすすめしていましたし、専門的な用語や学術的な要素は一切ないです!
なので、これからUX/体験デザインについて勉強するぞ!という方の1冊目には特におすすめだと思います!
反対にUXの専門的な知識やデザインの基礎という部分は、2冊目・3冊目で補っていく必要があると思います!

2.ゲームが好き/よくゲームをしていた
「スーパーマリオブラザーズ」や「ゼルダの伝説」を実際にプレイしていたという方にもおすすめできる1冊です。
この本は「スーパーマリオブラザーズ」や「ゼルダの伝説」をUX/体験デザイン的に紐解いていく本です。
「なぜクリボーみたいな最弱の敵が存在するの?」「ゼルダの伝説の”ぱふぱふ”って何だったの?」という子どものころに抱いた疑問は全て、UX/体験デザイン的に意味があるものだったということが分かります。
子どものころにプレイしていたゲームの種明かしを、大人になってから聞くというのもとても楽しい体験でした!
3.ビジネス書が苦手
普段、ビジネス書・実用書などの小説以外の本を読まない方にもおすすめです!
理由は、以下の3つです!
- 題材がゲームなので、イメージしやすい
- イラストが多く、読むのが苦痛じゃない
- 著者からの問いかけが多く、読んでいて飽きない
UX/体験デザインの本だけあって、この本を読む人の体験のことまで考えられた1冊となっています。
「つい」読んでしまう本だと思うので、ビジネス書が苦手な方にもおすすめです!
- UX/体験デザインの初歩を学びたい
- ゲームが好き/よくゲームをしていた
- ビジネス書が苦手
読書ノート公開!!
さいごに僕が書いた読書ノートを公開して、終わります!


さいごに
今回は、UX/体験デザインの入門書に最適の1冊、『「ついやってしまう」体験のつくりかた』(玉樹真一郎・著)の要約・書評を書きました。
UXデザインに興味がある方、どうやったら人は動いてくれるかに興味がある方に、とても最適な入門書なのでおすすめです!
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