こんにちは、ニンジャです!
今回は、アートは身近に溢れてる!ということで、「アートとは何か?」「アート鑑賞のための観点とは?」をご紹介したいと思います。
早速ですが、みなさんアートはお好きですか?
「アートと聞くと、何となく小難しい印象がある、、」という方も、少なくないかな〜と思います。
しかし、アートというのはそのような難解なものではなく、もっと身近に溢れています。
そこの誤解を解くために、初めに「アートとはなにか?」という定義をお話しします。
そのあと、どんな作品にも使えるアート鑑賞の観点をご紹介します!
【定義】アートとはなにか?
まず、アートや芸術とは何でしょうか?
1番に思い浮かぶのは、美術館に飾ってあるような絵画や彫刻などの作品ではないでしょうか?
たしかに、絵画や彫刻などの美術作品もアートの一種です。ぼくも、美術館は大好きで、月1回以上は習慣として美術館に行っています。
ただ、絵画や彫刻などの美術館にあるような作品だけが、アートなわけではありません。
僕は、「アート」を「その人の抽象的な内面が、具体的な外形になったもの」と定義しています。
もっとカンタンに言うと、「自分にしか分からないアタマの中を、みんなに見えるカタチにしたもの」という定義です。
この定義に沿って考えると、「アート」は身の回りに転がっていることが分かります。
例えば、音楽。
音楽は、音楽家のアタマの中にあるメッセージやリズムが、みんなが聞ける音楽や歌詞というカタチになったものです。
映画も、ドラマも、小説も、漫画も、漫才も、コントも、YouTubeだって、アートの一種といえます。
このように、アートというのは美術館に行って楽しむものだけでなく、日常的にあらゆる形で楽しめるものなのです!
「でも、ドラマとかお笑いとかYouTubeとかを見ていても、アート鑑賞って感じがしない!」
そう思った方も、多いのでは??
それは、「アート鑑賞」という視点で見ることができていないから、だと思います!
次の章では、どういう視点でアートは鑑賞したらよいか?について、ぼくがこのように見ている!というのを踏まえてご紹介します。
全作品に有効!アートの鑑賞方法とは?
ここからは、僕なりに考える「アートの鑑賞方法」をご紹介します!
まず、アート鑑賞の基本をお伝えすると、アタマの中を楽しむ、ということになります。
さきほども説明したように、アートとは「アタマの中をカタチにしたもの」です。
ポイントは、アートの主役は”カタチ”ではなく、”アタマ”であること!
音楽、小説、漫才などのアウトプット(=カタチ)ではなく、これはどう生まれたのか?という思考プロセス(=アタマ)に着目することが、アート鑑賞の本質です!
では、実際にどういう視点で見たら良いのか、具体例を3つ紹介します!
1.関心を想像する
まずひとつ目の観点としては、作り手の関心を想像することがオススメです。
作り手の関心とは、カンタンに言うと「作り手は、何をオモロいと思ってるのか?」ということです。
例えば、アーティストの草間彌生さん。
長野県松本市にある美術館で草間彌生さんの作品を見たのですが、すごくインパクトのある魅力的な作品ばかりでした。
やはり印象に残ったのは、有名な水玉(ドット)です。
絵画や立体作品など、あらゆる作品にドットがあしらわれてるのですが、「草間彌生さんは、このドットをオモロいと思ってるんたなぁ」と思って見ていました。
よくアーティストは同じモチーフを繰り返して使用するのですが、それはそのモチーフに関心があるということ。(オモロいと思ってたり、どうしても魅力的に見えたり)
ドットという存在は知っているものの、特別な魅力を感じていなかったので、「この人は、なぜドットを多用するのだろう?」「何をそんなに惹きつけられているんだろう?」と、作り手の関心を探り、その過程で”アタマの中”に迫っていく、という鑑賞方法をよくやっています。
2.”世界の見え方”の違いを楽しむ
ふたつ目にオススメするのは、“世界の見え方”の違いを楽しむ、ということ。
例えば、僕はお笑い芸人・ハライチのラジオが好きで、毎週聴いています。
ハライチのラジオでは、岩井さん、澤部さんが交互にフリートークをするのですが、その世界の見え方の違いに驚きます!
以前、ハライチの岩井さんのトークで、免許更新に行ったという話がありました。
話している内容としては、初めて免許更新に行ったというだけ。しかし、面白おかしく脚色して話されているので、爆発的に面白いトークでした。
僕自身も免許更新に行った経験はありますし、おそらく多くの方が免許更新に行ったことがあるかと思います。
では、みなさん免許更新に行った話で、15分くらい話せますでしょうか?
僕は、免許更新を人に話すような経験だと思っていないですし、15分の面白トークにするなんて到底できません。
免許更新に行ったという、僕と岩井さんのインプット自体は大きく変わりません。
しかし、僕と岩井さんでは“世界を見る眼”が異なったため、僕が特に話すことがないのに対して、岩井さんはそんな風に感じたのか!と驚く話をしてくれます。
このように、同じようなインプットや経験をしていても、カタチとして出てくるアウトプットが全く違う!という観点で見ると、より作り手のアタマの中を楽しむことができます。
(ちなみに、ハライチ・岩井さんのエッセイは、主にラジオで話してることが文章にされていて、こちらも面白いです。免許更新の話は、ないのですが。。)
3.なぜこのカタチか?を考える
最後は、アウトプットに思いを馳せる方法です。
アートの主役は、”カタチ”ではなく”アタマ”だ、とご説明しました。
しかし、”カタチ”なんてどーでもいい、というわけではありません。
アタマの中をカタチにするためには、様々な表現方法があります。
絵、彫刻、歌、映像、文章、トーク、演技などなど、カタチには様々な種類があります。
こんなにも種類がいっぱいある中で、なぜこの人はこの表現方法を選んだのか?という観点で見てみるのも面白いです!
僕は小説も好きで、よく読むのですが、なぜこの作品は小説であるべきなのか、をよく考えます。
小説は、ドラマ化、映画化、舞台化など、他のカタチに変えられることが多いため、なぜそのカタチなのか?という意義を問われると思っています。
音も映像も無いからこそできる表現、不自由だからこそ楽しめる余白など、小説というカタチに着目して見てみると、他のカタチには無い意外な面白さを見つけることができます。
このように、なぜこの人はアタマの中をこのカタチにしたのか?という観点は、どんな作品に対しても通用する面白い観点だと思います!
さいごに
今回は、アートは身近に溢れてる!ということで、「アートとは何か?」「アート鑑賞のための観点とは?」をご紹介しました!
普段、何気なく見てるものでも、これを作った人はどんなアタマの中をしてるんだろう?と深掘りしていくことで、より一層深いアートの部分に触れることができてオススメです!
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